令和の龍馬 貧者の龍馬
抜けるような青空が広がっている、又、再び台風が無辜の人々を苦しめて去って行った、立ち止まり途方にくれる弱き者にこれでもかと意地悪をする。
日本の地勢が恨めしい !台風銀座と不名誉な呼称はもういらない、格別穏やかでなくて良い、普通の生活に支障がなければ良いのだ。
過去では沖縄から九州、四国へと進路は決まっていたがこの昨今は、どこに上陸するか分からない、その分対応が後手になる、台風の恐ろしさである。
抜けるような暑さの下で、日々の生活は続いている、今日は、新進気鋭の二世実業家の顔見せ、仕事の都合で対面は後日になるが、間を取り持つ私が仕事の世話役に奔走する、将来性のある有能な経営者を引き合わせる。
事業に関するセッティングだが、若い人を後押しするのも年寄りの務め、明日のセレブ太郎、次郎の誕生は近い。
年商数億円から、どれだけ桁数を押し上げるか、一人は経済界の寵児、もうひとりは基本から叩き上げの堅実派。
明るい明日が待たれる、男は狭い世界でちまちましない事、大海に漕ぎだす事で未来が広がる、狭い枠の頂点で満足するか、広い世界を制覇するか、男の根性の見せどころ !
数千万円の頭か ? 億単位の経営者か !
あなたは、どちらを取る ! 私はこうして別の世界に眼を向けた、有能な愛国者を育てる、女々しさは男の成長を縛る、私の視点は組織の限界を見極めて広い世界へ飛び出した、後継者育成は大海にあってこそである。
他人の成長を羨み妬む、こんな器量では世界に与することはできない、その時点で成長は止まり、組織は停滞、衰退する。
世間には良い見本が沢山ある、「男ならやってみないか !」他人への悪口だけなら、残念だが世界はそこまで ?
私が30代で出会った友人は、現在年商数十億円、出会った時は数坪の事務所兼店舗一つからの出発だった。
もう一人出会った彼は10代ある会社の事業用を運転していた、気の強い男で度胸のある彼に逆らう者はいなかった、喧嘩の仲裁に入ったのが彼との出会い、その後彼は松山へ出る。
空白の数年間が過ぎてある偶然で再会する、起業家として目の前に現れた、数億から数十億の資産を保有している。
親しい知人の親族は財産の評価すら分からないほどの資産家、世間には上には上がある。
勿論、辛抱叶わず脱落又は平凡な月給取りで終わった人も数知れず、その違いはなんだろう ?
心に秘めたヤル気 意欲 ! そうモチベーションの違い !しかし、それだけで優劣はつかないだろう、そこに人の支えがある、先人の教えと手ほどき、良い理解者の存在がある。
運を呼び込む何かが彼らにはあった。私は見かけで付き合いする事はしない、人間性の素質に惚れて縁が深まっていく、あたら才能があるのに狭い枠にとらわれて井の中の蛙で終わる人を見るともったいないと思う。
若者と接して彼らの活躍を応援するということは、未来を託すことでもある。
貧乏人は私だけ、貧者の龍馬 ! いいんじゃない !
「井の中の蛙大海を知らず!」親の基礎を踏み台に更に高みを目指す令和の龍馬 !
彼らとの相合傘は、まさに男の本懐、ここにあり !?