妹よ! 束の間
妹よ! 束の間 この歳になって又新しい妹ができた、というよりも思わせてくれる女性、嘘をつく人が増えて失望感を感じている私に彼女の語らいは新鮮で爽やかだった。 本当は、彼女の裏表のない性格に好感を抱いた私が、… もっと読む 妹よ! 束の間
妹よ! 束の間 この歳になって又新しい妹ができた、というよりも思わせてくれる女性、嘘をつく人が増えて失望感を感じている私に彼女の語らいは新鮮で爽やかだった。 本当は、彼女の裏表のない性格に好感を抱いた私が、… もっと読む 妹よ! 束の間
8月4 回目の土曜日、暑い1日になりましたね、ところが心の中はさわやかな風が吹き抜けています。 「こんにちは、宅配便です !」 見事な梨と葡萄、送り主の気配りが嬉しい、嫌な話題が続く此の頃ウンザリしていたところだった。 … もっと読む 弟分 Z !
高校1年から3年まで、O、私、そしてUが変わらぬ席順だった、一番先に言葉を交わし、そして人生の大半を刎頚の友となる同級生。 私の変遷をずっと眺め応援してくれた2人だった。 共に地元では信用を得た農家の重鎮になった、子育て… もっと読む 郷愁 ヒマラヤ杉
波止場へ 若い頃は何事も目的意識を持って行動したものである、その先にある願望、それは食欲であり、恋愛感情であり、勿論金銭欲は言うに及ばぬ。 港町にも小さいながら波止場があった昭和の何年だった かは記憶から消えたが九州行き… もっと読む 千切れ雲 波止場
卑怯者 一期一会 脇の甘さ、それはすなわち誘い水、お分かりですか、あなたが下心を持って近寄ることを逆手に取ること、 あなたの縦横な語り口を私は心地よく聞いております、その端々に彼方の正直な胸の内が現れるのです、いいんかい… もっと読む 卑怯者 一期一会
霞の彼方へ消えた奴 M ! 義務教育を終えて心躍らせる高校生活がそこに来ていた、農業の道へ進む予定の私は開放感に浸っていた。 ところが学校は今までとは思いもつかぬ先輩後輩の規律の砦だった、いかつい先輩達のオンパレード !… もっと読む 霧の彼方へ消えた奴 !
明日は故郷の市長選挙投票と開票日、仕事を兼ねて同僚A先生と帰る、 時間が限られているので後輩の店のYaなGi だけ寄ってユ-タ -ン ! 私の若い頃の全てを知るマスターBである、学生時代からモテ筋NO1和歌山のZの最… もっと読む ふるさとへの道
君は誰 あなたは何者 私がまだ20代から30代の頃の話である、私は、ある親しい人の集まりに同席していた。 気心の合う人ばかりで座は弾んでいた、普段無口な男が饒舌に舌を滑らせている、(珍しい事があるものだ ?)そう… もっと読む 君は誰 ! あなたは何者 ?
夢よおまえは 不思議なものですね、もう何十年も経つのに未だに杉の子が出て来る、閉店の時には隣のサッちゃん夫婦にしきたりどうりの儀式を厳かに行なって貰った。 あれから随分の歳月を数え令和の世を迎えた、なのに私は今だに杉の子… もっと読む 夢よおまえは
悲しい知らせがもたらされた、明るくて温厚なその人は一年余りの闘病生活の後、家族に看取られて永遠の旅に出た。 数年前、農地転用の相談があって事務所と現地を往復した、その目的も自己の損得でなく地元の友人知人、そして故郷の人々… もっと読む 黙祷