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思い出

男の後ろ姿

新しい年令和3年の正月気分も抜けたというのにこの慌ただしさは何だろう、

何人かの同級生と電話で話したが、仕事の話は皆無、もっぱらコロナに対する愚痴ばかり、結局どの友へも慰めと希望を伝えてこちらの気持ちは何だったの  ?

まあ ! 愚痴を聞いてもらわなければならない身にならない方が良いじゃないか、これが自分自身への慰め言葉、これでいいんだよ !

まあ ! なんと形容したらよいのか、途中で止まる仕事もあれば、又やってくる仕事がある、贅沢な悩みだが私は本当に恵まれている。

この近日、ある人のことで相談を受けている、私が16年前に命を覚悟したその時と同じ想いをその人はしている。

命の淵に立ちながら生活の心配をしなくてはならないその哀しくも悔しい思いを私は思いやっている、必ず助けてあげるから投げるなよ !

自分の息子とほぼ同じ歳の彼、助けて貰った(自分)この命、だったら人も助けてあげよ。

これが私とお天道様の約束。

紹介した会社は丁重に断って来た、落ち込む暇はない、次の心優しいタ-ゲット(会社)を求めて行脚である、明日は自分の検診日、近くの大学病院へ行く日。

その後ある会社の社長を訪ねる、詰んだ仕事の合間だが彼の為に仕事探し「泣くなよ ! 待ってろよ ! 」

このブログを書きながら、過去にすれ違った男女それぞれの後ろ姿を思い出している、

恋に破れた女の後ろ姿、恋に有頂天の女の跳ねるような後ろ姿、性格とともにその時の心の内面が後ろ髪に映って見える。

男の後ろ姿は哀愁がにじむ、どんなガキでも、どんな憎まれ男でも、一人去り行く後ろ姿は高倉健か大石内蔵助 (少し古いが ! )

数年前のある時、あることで追及した男がいた、夕暮れ時の役所裏に、少し前を歩く男に気が付いた、うつむいて足元を見ながら悄然と歩くその姿は、ドラマ-にみる初老の男そのものだった、私はじっと見送った。

何とも言えない哀愁がこもっていた、それから私の彼を見る見方が変わった、男の情という奴である、そうすると不思議なことに憎い奴だったのが、声をかけてやりたい情緒の男に変わった。

これもひとつの男のロマン、私はこうして人間を観察する、そうすることで自分も心が豊かになるのである。

これは同じ日本人だから言えること、未来起こり得る雑多な異民族の集合体としての日本は全く逆の、話しても分らない民族同士になる予感がしている、日本人のお人よし、この私から反省と学習が必要かもしれない。

男の後ろ姿、女と違った哀愁がある、ひそかに相槌を打つ女性がいそうな気がする   !?

♪ 男の背中  

  歌唱    増位山太志郎

  作詞・作曲 中山大三郎

 YouTubeでお聴きください。

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