人生の師
人間の幸せを考える時、狭い枠の中で一生を終えるのと大きな世界の中で身を置くのとどちらが幸せであろうか、日曜日のリビングでくつろぎながらふっと思った。
それは、各人の想いの中にある、との結論だった、私は、こう思ってもあなたは逆の場合もある、狭い社会にいれば大きな世界の事は分からない訳だから比較ができない。
大きな世界に身を置いてこそ狭い社会のことが見えて来る、その時、どう思うかである。
私のスマホには1000人以上の電話番号が入力されている、当然一人一人との交友、思い出が残されているのである、それは、最低でも1000人以上との物語があったという事実でもある。
「我以外皆師」そう考えると私にとっては広い世界を見た事が「最高の幸せだった」ということになる、貧乏したことを除けば私の人生は良い人生だった。
島倉千代子の歌に ♪ 人生いろいろ という名曲が残されている、まさにその通りである、幸せも一通りではない、各自の想いの中に収められている。
お金に貧乏してサラ金の追い立てに泣く人、なけなしの金を貸して夜逃げされた人、もう一方で立場を利用されて甘言に乗せられ挙句偽装倒産に会い取り戻せない人、私への相談者にそんな人がいる。
人生いろいろ、人生さまざま、泣いても笑っても、余裕があってならいいが、なけなしの金をはたいてなら、それは悲劇の何ものでもない。
この近日二人のお人と雑談に興じた、二人とも70代、性別は触れない、
手元に◯千万円有れば、(有る) この先、大丈夫でしょうか !
◯百万円貸したが相手は行方不明 ! どうしよう ?
二人ともお金に余裕の有る人、ある意味贅沢な悩みである、その話を聞きながら「人生いろいろ、そして様々!」羨ましい限りです。
先般も、小さな会社を経営している男に何百万円貸した女性がいる、その証文を見れば全くの騙しにあったことが分かる、情にほだされ、惚れた弱みで一生懸命働いて結婚資金を貯めた女性の哀しさに同情をそそられた。
こんな男はワンサといる、女性の地位名誉が向上したとは言え、社会の隅で泣いている女性は多い、結婚話に身を捧げ、貢いだ挙句お金とともに「さようなら!」こんな切ない事はない、男の甘い言葉に気をつけよ !
狭い枠、広い世間、そのどちらにも良い人、悪い人はいる、その見極めはあなた自身がする事です、見る目がない人は信頼の置ける友人を持つこと、そうするとある程度広い世間を知ることが良い人生を掴むことでしょうか。
もう一度、交友関係を振り返ってみてください、あなたに人生の師はいますか !?