我が息子のように親しく接して眺めていた公務員が今回の人事異動で課長に昇進した、中には部長一歩手前まで出世した者もいる。
彼らを見ていると1つの方式が見える、これはあくまでも市町村単位の話だが、細かな陰気臭い男どもはいないという事、小さな事にくよくよしない、どこかの重箱の隅をつつく者などいないという皮肉 !
私は珍しい事にコンビニで新聞の地方紙を求めて隅々まで眺めた、結構な人数が課長、係長に名を連ねていた、その中の数名には電話で「おめでとう !」と伝えた。
彼らの下に集う部下は幸せな職場になるだろう、上が包容力があると下は逆に上司のために頑張る、その部下の中から時代を背負うエリートが生まれる、過去の例から私は確信するのである。
これからと胸ふくらませる者がいる反面、下積みに甘んじる現状維持組がいる、それはそれで彼らの性格で「なるほどと!」見えて来るものがある、武士の情けで他言は慎むが、性格から判断することができる。
他人との会話ができるか、話題は豊富か ? 陰に籠らないか !独善的でないか、協調性はあるか、私の見立ては必ずしも当たらない、否、外れていると言った方が良いかもしれない。
必ずしも出世だけを願う人間だけとは限らない、私の後輩は悠々自適我が思いを通して無事定年を迎えた、逆にサバサバしていた、これはこれで清々しくて素晴らしい、私は彼を誇りに思っている。
出世競争、学歴偏重が国民の愛国心を阻害したと私は思っている、困った時は、国家存亡の時は、アメリカが助けてくれる、これが多数を占める国民の甘え。
ハッキリ言って自分たちで真っ先に戦わない者が他国に依存して守ってもらえるはずがない。
尖閣の危機は日本国民の試金石、アメリカ依存は日本の敗北ぐらいに思っていた方が良い、自らの国を守るため命を賭ける覚悟がないと同盟国は助けてくれない。
私の自慢は、己だけ!身内だけの平和を求める軟弱な頭脳明晰はいない、家族は勿論だが人の為に命を投げ出す事の出来る友人が多いと言う幸せ。
今般の役所の人事異動だが「今まで通り課に残っていますよ!」馴染みの職員の朗らかな声に「良かった、残ってくれて良かった !」私の弾んだ声に相手は更に明るい声をあげた。
朝は、おめでとうだったが、午後は役所を去りゆく課長に労いの言葉を掛けた、
「長い間ご苦労様でした、今度ゆっくり会いましょう !」
落ち着いた声が帰って来た「お世話になりました、有難うございました!」
家族はどんないたわりの言葉をかけるのだろうか ?長い間の旅だった、ついに自分の城に帰って来た、絵も言えぬオアシスはそんなご主人に何を語るのだろうか ?
日本の役所、去る人がいて、来る人がいる、それはサクラの季節 🌸 我が街は満開の桜で春よ来い !
ところがコロナまで再びやって来た、人間の我慢と英知が試される、公務員の辛抱が活かされる春 !!
人に強いる前に、己が実践すること、それは節制 !?