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行政書士

悲喜劇

悲喜劇

契約の打ち合わせで相方の事務所へお邪魔した、気心の知れた女性経営者で細部のツメの後、雑談に移った。 

「Sさん!A局のB係長に怨嗟の声が渦巻いていますよ!」申請案件の少ない郊外の町でこれである、それじゃあ中心部付近ならなおさら大変だ。

ここにも世間・社会の見えない未熟者がいる、私は時折県の職員にやんわりと諭すことがある、彼らに周囲の人間関係が見えない、否知ろうとしない。

「気弱な来訪者に見えてもどんな人材が後ろに控えているか知れないよ?、気をつけなくちゃ !」その後の異動時期に、何人かの不届き者の姿が消えた!

左遷! 又は形は昇進だが都落ちだった、サド・マゾの気質を兼ね備えた私は、「いいんじゃない!」と思うだけである。

栄華衰勢、世の習い  ! (バチが当たったのさ  ?」

今年もコロナをひきづって、人事異動の季節がやって来た、さて、どのような悲喜劇があるか、明日、私はある人物の元を訪ねる、卑怯者は私にまでケチをつけて来た。

潔く受けて立とうと思っている、私の信頼する男が「良い男だから宜しく!」と紹介までした職員である。

その意味の分からない社会音痴が役所には多いのも漏れ聞く。

 (島流し、左遷か?  冗談だが!)

この数年の間でも形が違えども栄達の衣を着るがその実左遷させられた幼稚な世間知らずがいた、当然の報いを受けたのである、公務員の閉鎖的体質が見事に現れる。

私のようにクライアントと役所の橋渡しを生業にする者にはおぼろげな筋書きが見えているし、当然の結果だと感情も湧かない。

以降、この問題には関心を寄せない、頭の隅から消してしまう  !そうしないとお天道様に叱られる  !

私がベッドに近づくと死ぬ間際まで意識のなかった身内の意識が戻った、私の何人かとの経験談である。

社会経験の浅い職員が人事課担当になると、推して知るべしである。

泣かされるのは一般人、今年も人事異動の季節がやって来た。

悲喜劇   !?

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