息抜き
楽しい3時間半だった・・・
困難な手続きであり、申請人本人が気難しい人と言うこともあって、二度3度辞退したのだがたっての頼みで引き受ける事にして、急遽協力しもらう同業者と馴染みの喫茶店で話し合いを持った。
複数にまたがる仕事のため準備する資料も嵩張ることになった、土曜日にも関わらず気持ちよく参加いただき和気あいあいの会合となった。
私は時々、子供時代の貧乏暮らしに食べた「ホットケーキー」を美味しいコーヒーと共に所望する、ささやかな幸せ気分を味わっている。
母が田舎流で焼き上げた味には届かないが息子と任じるマスターの腕前に頬を緩める私である。
仕事独り占めは、仕事が途断える前兆である、協力し合うところに更なる前進につながる、すなわち発展する、幾何がでしょうか!
私はそのように打算的に考えている訳ではないが自然に構えるところに結果が開けるのである。
手土産一つ、あなたの心を伝えるには安いものですよ !私はこうして先方に謝意を伝える、まずあなたが先に感謝を示すのです。
私の「まずあなたが先に与えなさいは!」こうして産まれました。
仕事が重なり役所のチェックが厳しいこともあって連日息を休める暇がない私は我が家に帰った気分を味わっていた。
仲間との雑談は尚楽しい、若い頃の失敗談、恥ずかしい失恋話、話題豊富の経歴ほど人を惹きつけるものはない、
「なあんだ! あんたもタダの人か ?」そら垣根を超えたじゃないですか。
「お帰りの時間ですよ、男衆もそうだが紅一点女性の笑顔が夕映えに輝いた。
誰でも持っている大切なもの、美しいプレゼント!
「真心」それを与えるのです、私は今、実践中です、「がんばるんだよ!」
若い公務員さんが、疲れた年長者が私の励ましに泪ぐむ・・・
「いつでも相談に乗るからね、電話をかけておいでよ !」目に涙がにじむ。
みんな寂しいんだ、心細いんだ、若い頃のおいらがそうだったもんナア !
手助けしてくれた先輩の息づかい嬉しかった、だったらあなたも返すのです。
車の流れに身を任す、アスファルト舗装の絨毯の向こうに希望が見える !
「ああ! そうだ ! 今日は土曜日じゃないか!」
「もうひとつの土曜日」浜省だよ! 「私の大好きな土曜日だった」
息抜き !?