朝夕の寒さから
朝夕の寒さから一転、汗の滲む暑さに身体が順応できない、
「暑いな、肌着一枚余分だょなあ!」
そう呟きながら待ち合わせのカフェーコーナーに出向いた。
40才後半に手の届く壮年男性2人、楽しい活気のある会話が待っていた、無理もない新会社を立ち上げた新進気鋭の経営者ふたりなのだから。
立ち上げの挨拶と今後への支援の要望を兼ねて喫茶店で乾杯 !何とも質素だが粋に感じる儀式ではないか、まさに私の好みにピッタリ。
心構えは十人十色、それぞれの形が有っておかしくない、要はやる気、そして自力に基づく運を掴む才覚、今までの縁の下の力持ちが生きて来るだろう、その踏ん張りが。
細かな説明は省いて彼らの精進と幸運を祈る、
営業でびっしり鍛えられた2人である、そのプロ魂は群を抜いている、そのサイドを私の一押し男が支えている、彼は法律のプロで、これは強み、会社の筋目筋目に彼の出番が必ず来る。
私は静かに彼らの前進を陰ながら応援するのみ、男だったら根を上げるな、前途の覚悟の前に得も言えぬ笑顔が頼もしい。初心忘れるな!失敗を恐れるなよ!
彼らへのご褒美とご祝儀に土地と建物の取引を紹介する、出発の打ち上げ花火になれば幸いである、どんどん契約を取れればいい!
そうなると私も負けじと頑張らなければならない、早速近日依頼受けた土地を見に行った、その現況状況を役所の担当者に電話で一報入れた。
良い返事が返って来た、許可申請に見合う結果の見通しだった、「若い者に負けちゃあなんねえど !男の血潮が激って来る、理系の頭脳と文系の体育系、人生は面白い、勝ったり負けたり、だからたとえ負けても諦めるな、次は勝て!
「七転び八起き」
朝夕の寒さから !?