広告
雑談

誠こそ 正道の道 真面目が一番

言葉と言うモノは不思議な生き物である、その単語の組み合わせによって
相手との感覚が縮まることもあれば遠ざかることもある。

目の前で直接伝えるのと、空間を挟んで文章で伝えるものとがある、
感情の伝導と形式のみの伝達、心のありようが違ってくる。

舌足らず、文章の下手、ともに感情を害する結果を招く、私等それで大分
損をして来た、黙って暮せるならそれもいいが会話で成り立つ仕事を求めた
限りその不安は常に付きまとう。

「訂正箇所を大分作ってくれて・・・?」 冗談交じりに彼が言った・・・
珍しいほど神経質な補正が返って来た、(神経質だな、どうしたんだい、
奥さんの機嫌でも悪いのかい ?) しかし、私は腹とは裏腹に冗談で返した !

珍しい凝りようである、通常なら有り得ないミスをしているがプライドを
重んじて、黙って言うとおりにしている、それはそれでOKである。

ひとつだけ原因が判っている、
普段控えめのSで通しているが先般、別の件で同僚に苦情を言ったばかりである、
どうもそれがカチンと来たようである、そう 仕事で仕返しをしてきたという
訳である、役所には良くある話、直接文句は言わないが主意返しと言う奴である。

私は黙って聞き役をしている、課長はニヤリと目配せする、先日も昔話に花が
咲いた、担当はあいにく外出中で我々の談笑を見ていない、苦情の同僚とは既に
元の仲良しに返っている、彼だけが独り相撲をしているのである。

心配は要らない、その内気持ちが凪いで来る、少しだけ時間を拾えば、彼の神経が
元に戻る、なぜなら私に彼の気持ちを治せる秘訣があるから、いつもどおり優しく
接することで心が和んでくる、彼の性格は既に掌握している。大丈夫。

役所づとめは外から見ると窺い知れない、しかし、長年の経験で彼らの喜怒哀楽が
私には理解できる、その弱さを知るだけに彼らの味方であろうと努めるからである。

以心伝心、真心はじわりと乾いた身体にしみこんでいく、潤いが戻ると精神の安定が
元に返る、笑顔と冗談がそこに見えてくる、家庭のいざこざもその内 直る。

伊達に歳は取らない、伊達に苦労はしていない、役所、宮仕えの辛さがわかる分、
彼らの息遣いが見て取れる、その証拠に近日、朗報が入る予感、既に他から情報が
入ってきた、Sさん、この方向で行くことになりました。(別件で彼は些か驚くが!)

勿論、真っ当な方法で物事は進む、少し寄り道しても誠こそ正道の道なのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告