書類の補正をやり終えたのが午前3時そしてバタンキュ-、
枕もとの電話がけたたましく鳴る、時計に目をやると6時、
同級生のK君、村田英雄の ♪ なみだ坂の K君である、
(おおい、どうしたんだい?)
「今日の予定はどうだい? 会えるか!」 忙しそうに問う、
「都合つけるよ、しかし、先に会う方が助かるよ・・・」
というところで〇六〇〇店で待ち合わせとなった、
早速、車を走らせる、30分後駐車場で待っていた、
「よう! 久しぶり・・・」 と言っても先月会ったばかり、
「先に飯にするか ?」 この店お勧めのうどんを所望する。
「ところで、博多のYちゃんから電話があって故郷に帰って
来たい、逢いたいと言ってきたよ、彼女も親戚だよ・・・」
K君がうれしそうに言う、
「何! じゃあK君とわし、そしてSちゃんとYちゃんも ?」
不思議というか、お馬鹿さんと言ったらいいのか、この歳に
なって、親戚だと分かる人生ってなんだい ?
「K君、Yちゃんはどんな生活しているの? 結婚相手はどんな
人 ?」 彼女の生活が気になったので聞いてみた、
「歯医者さんか病院の先生の奥さんになっているらしいよ」
「やさしくて、いい子だったものな」 (まさか親戚とは?)
色白でおとなしかった彼女の面影を思い浮かべた。
この4人は、それぞれ先祖が繋がっているらしいが ?
私にはこれ以外にもTちゃんとEという親戚が同級生に居る。
その話をして、ふたりで大笑いである、
「何? 何?・・・」
人生って面白い、
この4人と後から出た2人の計6人は、期せずして竹組さん、
直接と間接の違いは有るものの、竹組の40数名の中で6人が
親戚という御縁、みんな健在である、嬉しくも楽しい話である。
先般の同級会の反省会が数日後に迫ってきた、
昨日、男のTちゃんが日程と場所を連絡してくれた。
ちょうどその日は、隣の市役所へ出向く予定になっている、
時間調整が出来れば出席したいと考えている、こちらの2人の
友は体調不良のため欠席となった、楽しみにしていただけに
残念でならない。
幹事役Tちゃんは、ありがたいことに私の従姉A姉ちゃんの
娘を妻にしてくれている、感謝以外の何ものでもない。
K君、Tちゃんともに心許せる親友である。
従兄弟のEともども、子沢山じゃなかった? 親類沢山である。
反省会、何の?
「仲好過ぎたね、楽し過ぎたね、飲み過ぎたね、歌が上手過ぎたね」
それらをひっくるめての反省会さ、正直に言えば 又 逢いたいに
こじつけた同級会なのである。
「K君、♪ なみだ坂 唄うぞ!」 挑発する私にK君満面の笑みで
答えた。「おう、唄え、Sやん やれっ! わしが司会してやる。」
その後、ふたりは額を寄せて、ある秘策を練った、
当日のお楽しみ、
Sは幸せを振りまく男、あなたの涙をそっとふき取る福の神、
同級生は、いい!
「1年竹組 S君、初めての席は、Sちゃんと一緒です、仲良く
して下さいね、」 きれいなK先生の声が響いた。
胸躍らせて、胸の鼓動を高鳴らせた可憐な乙女Kちゃんが
〇〇年後、親戚という事実が判明した、先日の同級会でさわやかな
笑顔を見せてくれた彼女は子育てを立派にこなしていた。
生きることは、なぞがひとつひとつ解ける事、あなたの幸せを
見つめること。
反省会 何の ええっうそ~?
・・・・・・・・・・再び逢える友たちの 喜びのサイン。