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日常生活

おらが村の井出掃除 

天候に恵まれた日曜日 おらが村の井出掃除。
朝8時から地域の集会所に鎌や鍬を持ち寄って集合。

少し時間に余裕を持って出かけた、
地域の長老はじめご婦人方、高齢の両親に代わって
やって来た若い人たち、みなさん馴染みの方々である。

井出掃除は
地域に流れる小川の底に溜まった藻や石垣に生えた草を
それぞれ取る作業である。

私はパソコンに長時間向かったことで腰を痛めてしまった、
そのため鎌を持参して石垣の草刈を担当した。
隣のTさん、前のKさんも一緒である。

話ながらの作業は楽しい、久しぶりに長老の話を聞く、
年寄り同士の常で、お墓や宗教の話が飛び出した。

他市から20年前に引っ越した私である、
「Sさんの家の宗教は何ですか ?」 と世話役Fさん、
「臨済宗妙心寺派です」 と私、「じゃあここのお寺と
同じですね。」 「そうですよ。」 話が弾む、

そんな訳でお寺の世話役もしているFさんに、私の墓地の
お願いを兼ねたところである、
私はこの土地が気に入って、村人たちが大好きである。

出来るなら此処で眠りたいと思っている。

先般の同級会で従兄弟のEに、遺言を託したばかり・・・
「わしが死ぬ時、お前のハ-モニカを聞きたい、頼むぞ!」
横に居たふたりの仲良しKに証人になってくれよと言うと
苦笑いしていた、当のEは目をパチパチしていましたがね ?

同級生に言わせるとそんな私が理解出来ないらしい、
ほんにお前は変わっている。

日曜日とはいえ私は忙しい、午後から又相談者と待ち合わせ
有る場所の喫茶店を指定した。

次の電話は相談済みの手続きの依頼を正式に伝えて来るもの
だった、
5月〇〇日 着手金受け渡しでOK、仕事開始となる。

打ち合わせ済みの企業の担当常務から電話が入る、
面接の予定だが、専務が直接同席したいので時間をずらして
欲しいとの依頼だった、もちろんお受けいたしました。

これらが終わると他市の役所へ出向かねばならない、
大詰めの書類の補正の件で。

大型案件の基礎調査は終わったが東京の設計事務所その他
の関係者との細部の打ち合わせ日が迫っている、
息を抜けない日々、走り回る日々、我が青春は燃え上がる。

というところで、ある方から電話がかかって来た、
我慢坂、我慢の庭に花が咲く、男命の純情よ ?

勝利を告げる鐘が鳴り出した、
世はまさに摩訶不思議? 分からんものですね。

おらが村の井出掃除 おらが村人みな善人、幸せだな !?

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