国会中継を見る、街ゆく人の表情を見てみる、
だが、そこには危機意識が全く感じられない。
多分、政治家に差し迫った危機意識がない ?
私達には関係のない別世界の話よと他人事 ?
戦後の平和が長く続き過ぎた、戦争と言うものの怖さが
実感として掴めない。
日本人同士でも云えるが、自分の身に降りかからないと、
現実味として受け取れない。
テレビ、動画の世界に慣らされ過ぎて起こる筈もないと
タカをくる。
見事な現状認識の欠陥は危機に備え、危機を回避すると
云う初歩的な行動にさえ結びつかない。
平和ボケ極まりない、誰がこんな軟弱人間を造ったのか?
呆れていても物事は解決しないので処方箋をあれこれ
考えてみる。
以前、東京都の石原前知事が言ったことがある。
日本人は、どこかえ核を落とされないと自覚出来ない。
そうだとすれば余りにも嘆かわしい !
今まで世界は中東のシリア、すなわちISとの攻防に頭を
悩まされていたが、ここに来て北朝鮮の核とミサイル問題
に血筋が凍る思いをしている !
それなのに隣国日本と韓国の国民の国防意識はどうなのか、
腑に落ちないことばかり、頭が痛くなる。
そこに立ちふさがるアメリカ空母打撃群を見れば殆どの
国は思わず怯むが、北だけは反撥を隠そうとしない。
些細な行き違いでどんぱちが始まるのではないか !
危機は頂点に達していると思われる。
共に引くに引けないメンツが絡む、自制心を失った方が
開戦のボタンを押すのではないか ?
国会では相変わらず野党から事前通告のない質問が相次ぐ
国民向けのパフォーマンスが繰り返されている、
約束事の守れない政治家は、これだけで政治家失格である。
一方街では人の波が何事もなく行き交う、子供達の無邪気
な姿が運動場を駆けめぐる。
西の空から輝きながら糸弾く光がとんできて、他方北からも
数状の帯がこちらに向かって猛スピードで飛んで来た !
ほんの一瞬、私の脳裏に石原元知事の談話が頭を過ぎった。
熱線が地上を這った、衝撃波が襲ってくる、キノコ雲が不気味
に昇る、その後は誰にも分からない、地獄に向かって意識は
飛んでいた。
アメリカ斬首作戦発動により北朝鮮が反撃に及んだのである、
世界の平和への祈りは虚しい結末を迎えようとしていた。
神のみが知る秘密・・・・・
北の仕打ちに見せかけ赤い凍土の奥の院からボタンが押された。
日本憎しに凝り固まる中南海奥の院では密かに祝宴が開かれた。
日本よ! 平和の眠りから醒めよ ! 危機に備えよ !?