大韓民国江原道平昌で開催予定の 第23回冬季オリンピックが
2018年2月9日開幕する。
日韓慰安婦合意破棄は韓国側が出来ないと取り下げたが総理の
出席が危ぶまれる事態になっている。
自民党幹事長の前向き発言は有るようだが個人的には欠席する
ことが妥当だと考えている。
融和と強権、世界の国と国の駆け引きは単純に評価することは
出来ない。
38度線板門店での北朝鮮兵士の亡命事件、狙撃されての脱出
劇であった、世界は休戦状態であることを再認識した筈である。
尖閣に中国の軍艦が原子力潜水艦と共に現れた、親交、融和の
陰に隠された大国の驕りと真意、日本はこの冷徹な国際情勢を
肝に銘じるべきである。
尖閣諸島への侵攻と奪還事態を我々は想定しておかなくては為ら
ない、
この時生じる白兵戦は壮絶な殺し合いになると専門家は説明する。
ここに私は、過去すれ違った男達の肌寒い殺しの哲学を思い出し
ている。
「Sさん、わしに虫の息ひとつ残っていたら必ずトドメを刺す!」
酒の上とは云え、マサカリで顔の側面を切りつけられた男の言葉。
血だらけで相手を探す男の目は完全に据わっていた、目の前に相手
がいたら私達は止めることは出来なかっただろう。
身柄確保に向った警察官が後から私に語った言葉である。
それほど、その男の迫力、気迫は凄かったと云う事に尽きる。
それは戦時でなく、平穏な日常のひとこまで垣間見た出来事だった
というところに特異な男の真理が有る。
空手の稽古、試合で普通の道場生に人を殺す程の殺気を感じることは
有り得ない。
しかし、私が出会った空手修行者の中に、
「この男は、実際の闘い(喧嘩)の場に臨めば本当に相手を殺すのでは
ないかと畏怖するほどの殺気を覚えた男が居た。」
こうして見ると普段温厚な日本人だが一朝一夕ある時は、想像出来ない
冷酷さが出るのではないかと思うようになった。
北朝鮮による拉致問題、韓国による慰安婦合意等に見る不誠実な対応は、
日本人の精神構造に歪な形で敵愾心が芽生えたのではないかと思う。
マスコミの売国活動、それらへの嫌悪感の増幅は両国のためにも良い事
ではない、日本人の我慢強さを低く見誤らないことである。
庶民同士は結構仲良く助け合っている現実もある、利口な人間が分不相応
な野心を持つと両国の摩擦は取り返しが付かなくなる。
平昌オリンピックの平和の祭典・宴が最後の晩餐にならないことを願う。
許せることと許されないこと、アメリカの秤はどちらに傾くのだろう ?
マスコミは自重せよ、国民を馬鹿にするな、一触即発を侮るな !?