空手道の伝統流派の指導者A師範とある席を持った、予定していた一通りの話が終わって、雑談に入った。
「ところで、Sさん古武術に関してですが・・・!」
ある方の紹介で若い古武術の使い手を訪ねたそうだ、軟弱そうで武道に関係する人とは思えない佇まいの人。
その方は簡単に演舞を見せる人ではないのだが紹介者の顔を立てて、ある型を見せてもらうことになった。
そこに展開されたのは、通常空手の世界では有り得ない動作だった、息を呑んで見たそうである。
「とにかく驚きました!」
その道では高名な名人の愛弟子、書籍本の写真に組手の相手を務めているそうである。
「あんな弱そうな (?) 人が何故あのような動きが出来るのか 不思議ですね ?」A師範、その時を思い出して嘆息の声を挙げた。
かく言う師範も伝統流派の空手の世界で高名な名人を師に持つ高段者である、過去にそうそうたる強者を見ていて尚、見知らぬ武道の達人を語る、武道は奥が深い。
話は続く・・・その後、
フルコン空手の師範から食事の誘いの電話がかかって来た、その話をすると、興味を示されて電話は弾んだ。
古武術の使い手は私の懇意な人の関係者で私も何度かお目にかかって言葉を交わしている人、高潔なお人である。
その方の先生は、ユーチューブの動画でよく見かけるお方だが、私がどうしても確認できない動作、それは居合いの型である、
刀を抜いた瞬間が見えない、何度見ても一瞬で刀は鞘から離れている、これは何と形容すれば良いのか説明がつかない。
これぞ神業 !
武道の世界は奥が深い、ということは、我々凡人と違って、私は知らぬ間に、名人達人に囲まれていると云うことになる。
これぞ豊饒の海、紺碧の海と見事な碧空に私は包まれている。
2度目の抜刀が見えない!? これぞ神業!黒田鉄山の居合術の演武に驚愕!!
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