京都との通信は笑いと涙の重ね着、
お互いこの歳になると喜怒哀楽が交互に来る。
彼は、安定企業を定年退職して専門色を生かして
地域のために貢献して、終日多忙を極めている。
勉強の出来る優秀な子供時代、地元では秀でた
進学校から東京の大学に進んだ秀才、それが時を
経て雑談、冗談の言える骨太さんに変身した。
彼の伯父さんの妻は、私の姪の嫁ぎ先の伯母さん、
不思議な運命で義理だが親戚になってしまった。
数年前の大阪での同級会で数十年ぶりに再会したが、
ゆっくり話す間もなく今日に至っているが子供時代
の性格は変わらない、律儀に年賀状を欠かさない。
年に一度は帰郷して愛媛の道後温泉に投宿している、
「遠慮せず連絡してよ 案内するから ?」私の言葉に、
彼は些か驚いていた、
彼の歩んだ人生、公私共に絆を深める習慣は無かった、
研究畑で企業戦士の男の寂しさがそこには見て取れた。
「連絡くれたら旅館に会いに行くよ !」
その言葉に、彼は嬉しそうに答えた「ほんとうかい ?」
今回の京都での同級会は彼が代表幹事、そういう訳で
ふるさとの同級生の出欠席は私が責任を持って手伝う。
「Sちゃん! Y やん! の仲だもの !」
幼馴染の想い出は、青いレモンの 味がする !
亡き友を偲んで、カラオケに泣く! いつまでも一緒 !
竹馬の友は、琵琶湖で集う、欲得抜きだぜ、貴様と俺 !?