雨は小降りになったが、河川の下流に向かう濁流は依然として
衰え知らず尚水嵩を増して轟音を響かせる。
先年の豪雨で河川の樹々が根こそぎその濁流にのまれ辛うじて
中洲北側の2本が削がれた斜面ギリギリにしがみついていたが、今回の豪雨はその必死の樹木も狙い撃ちし魔の手を伸ばしている。
人家の被害が気になりながらも、その樹木の運命を想う私がいる。日頃、数匹見かけていた犬たちの姿はどこへ消えたのか見えない。
近くの森で震えているのだろう、 自然の猛威の前で動物の存在は儚い。
我が故郷の数軒へ電話を入れるも、買い物等の時間の関係なのか通じない? 大丈夫とは思うが気掛かりである。
私が子供時代を過ごした田舎の家は、4~5m幅員の県道の反対側が大島へ続く海、台風の来るたびに道路を越して大波が打ち寄せる !
だから、玄関には波除けの厚板を防波堤に全ての窓は板で固定して姉の嫁ぎ先へ避難していた、これが台風のたびである。
現在の住宅は、海が無いので大波の心配は無いものの、石鎚山から吹き降ろす強風は、屋根が家ごと飛ばされるのではないかと思う程人の度肝を抜く荒々しさである。
普段穏やかな重信川だが、台風、大雨注意報の時には、一変して悪魔の形相を突き付ける、自然は怖い ! これに尽きる。
沖縄のコスモスさん、関東のonecat01さんから早速暖かいお見舞いのメールが届いた、その心配りがありがたい、コスモスさんに至っては他人事ではない、台風通過のど真ん中にお住まいなのである。
そちらこそお気をつけてください、2人の力強い励ましを頂いて私も困った人々へお裾分け !
人生は、一方通行で終わらない、常に幸不幸が回っている。
頑張っていきましょう !
コスモスさんの口ぐせ 「ケ・セラ・セラ !」
重信川 濁流を 轟かせて !?