歳をとることがマイナスとは限らない、そのように思うようなったのは沖縄空手を見てからである、それと並行して少林寺拳法など他の武道を知ってからである。
それは、日本人の真髄、隠れた凄さを知るに及ぶ驚きでもあった。
備前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを同藩士 田代陣基(つらもと)が筆録しまとめた、全11巻、葉可久礼とも。『葉隠聞書』ともいう。
「朝毎に懈怠なく死して置くべし(聞書第11)」
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」
葉隠れは佐賀のお家芸だけではない、日本人のDNAに脈々と流れる特筆すべき事なのだと思い知らされた。
昨今の嫌日を嫌という程聞かされる国民は、けして卑下する事はない、自信を持って明日に向かって良いのだと先祖に感謝する事なのである。
最小の動きで最大の効果、沖縄空手の修練でそれは見受けることができる。
皆様も機会があればとくと見ていただきたい、そうなんだ ! 目から鱗が落ちる思いがする、かといって黙って理論だけで習得できるものではない。
血の滲む鍛錬は言うまでもない、先人は偉いものを考えたものだ !因みにある技を試しにやってみた、予測外の結果を見る。
黄昏が楽しくなる、頼もしくなる、若い者に負けるな、綿々続けている空手の年配者達に乾杯 !
「あなた達は偉い ! 凄い !」心底そう思う、沖縄空手に敬服、押忍。
私が何を感じたか、自分たちで習得してみてください、黄昏に乾杯 !
歳の効用 沖縄空手
日本の武道に感謝 !?