浮かれまいぞ
人間は予期せぬことに出会うと一瞬放心状態になる、巌流島の武蔵と小次郎、刺客に惨殺された龍馬の悲劇。
人は咄嗟に、何ができるだろうか、暗闇からの殺人者、余程の手慣れでないと不覚をとる、備えが間に合わない。
それがか弱い独り住まいの女性なら尚更防ぎようがない、東京・杉並区のアパートで独り住まいの保育士が殺害された。
目撃情報があるようだから警察は初動捜査を誤らないよう願いたい、予断と油断、捜査の推移を見守りたい。
結婚が予定されていた女性のようである、人生を絶たれた無念を思うと胸が詰まる。
犯人は窓ガラスを割って侵入した模様、その後玄関のドアから逃走したとみられる、都会の死角、近隣住民の恐怖が伝わって来る。
政府の主導する移民政策、日本の暗い明日を示唆するようでならない、在日問題の上、更に多国籍人種との共存は否定論しか思い浮かばない、杞憂に終われば言うことはないが ?
人間は、実力以上の境遇に抜擢されるとどうなるか ?
多くの見本が私の前に並べられている、そこにはトバッチリを受けて呻吟する人間の不幸が見られる。
まず、人間関係の摩擦、そこから発生する不信の芽生え !困ったことが次々と現れる、組織にとっての不幸、デサントと伊藤忠商事の合併問題どうにか始末がつきそうだがお互いの不信は尾を引きそうである。
私の身近にも大小は問わないがよくある話、
その地位に実力が伴わない者が就くとどうなるか、部下との軋轢、命令への反抗、仮に上司に従うとしたら、やる気のなさ、成績の低下に行き着く、販売先の離反という事もあるだろう。
この数ヶ月の公務員との経緯を見て親方日の丸のノー天気にほとほと呆れてモノが言えない、民間だったら見事赤字に転落、事業閉鎖の憂き目だろう。
もちろん、優秀な公務員の存在も私はよく知っている、要は部下を統率する上司の人間性に負うしかないという事になる。
とにもかくも、人事の季節は収まりを見せた、今日も市町村の若い職員に激励を送ったところである、良い部署は良い部署なりに、反対であっても希望を持たせて励ました。
彼らの笑顔が救いである、30年前の途方にくれた若い公務員が今、多数の部下を抱えた中間管理職、その笑顔が眩しい、苦労が肥やしになった証である。
「月曜から居ますので来てくださいよ !」
先日の課長の言葉、その晴れ姿を見に行きたいと思う、辛抱して良かったね、この人の下に着く部下は幸せである。
ただで生きた授業を受けられるのだから、あの日の青年に祝杯を ❣️
「 汝よ ! 浮かれまいぞ 」