小宇宙のピロリ菌
待合室は患者さんでいっぱい、だから待ち時間があるからトイレを済ませておこうと思い入った途端にマイクで呼び出された。
慌てて受付へ行くと「保険証を返します」との事だった、(まだまだ待たなければいけないな ?)と今度は、「診察室へ来て下さい」と看護師さんが呼びに来た。
院長先生かと思ってドアを開けたら、見目麗しい美人の女医さん(本当はマスク姿で顔は判然としない) まあ!美人に違いない、私の楽観主義がここでも勝手な想像をする。
1月に行なった胃カメラの細胞検査の結果報告、女医先生、カラー写真を開いて説明に入る、そこにはおどろおどろしい数枚のカラー写真、我が腹の中の生態写真である。
気楽な口調を聞くと良い結果なのだろうと想像する、やはりそうだった、細やかな説明は童話の世界に出て来る妖精のようである、話とともにメロディーが流れて来た。
覚悟をしていた前回は、ズシリと重い院長のガン宣告 !今回のように、ああ!と言う間に物事が進む時は良い結果の場合が多い、ウツラウツラ、何々 ? が結果往来になる。
我が楽天的性格がそのような展開を産むのかもしれない、安堵の時間は、私に自由な快楽を与えてはくれない、数件の相談案件が控えている。
近日は南海の街へと急ぐ、それが済めば関西在住の土地所有者との打ち合わせで動き回る、本来の申請手続きが控える、これでは、2月~3月、4月に渡って缶詰になる。
他士業者との懇親を兼ねた食事会、若くして退会した同業者の慰労会、これは私が設定する、組織は締め付けるのではなく自由を解き放つところに活性化を促す。
人間の考え、腹の大きい小さいで、会員の福祉が決まる、「Sさん、こんな話があるのだが仔細を聞かせてよ ?」こんな電話も入る、大らかに行こうぜ ! 小さくなるなよ !
話を元に戻して、命を又一年頂いた、私は自分の身に降り掛かる事柄をこのように感謝と楽観に置き換える、そう考える事で新鮮な喜びを味わうのである。
ある著名な作家が自らのブログに私と似たような文章を綴っていた、
「地球外生命体・飛来するUFO」について・・・!
このままでは地球が危ない、宇宙連合が動き出した、悪い宇宙人と良い宇宙人の色分けがあるとしても、希望を捨てないで地球の悠久の平和を語り、可能性を追求したいものである。
「ピロリ菌は無くなっていますよ、胃が萎縮して食べたくない時も有りますが大丈夫です!」 女医さんの説明は優しいトーンで溢れている。
広大な宇宙とは別に小さな小ちゃな我が腹の中の小宇宙にもピロリ菌という宇宙人がいたことになる、コロナウイルスも必ずや撤退・死滅する時が来る。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」・・・頑張れ !
「感染患者」 頑張れ ! 負けるな !?