春の陽射しの中で
今朝、仏壇に正座して日めくりを開けた、9日は「ばあば」の月命日、ブログの一節が頭をよぎった。
(気にかけて貰っているんだ・・・) 窓を開けると暖かい陽射しが差し込んで来た。
今日は病院への送り迎え、早速準備して家を出る。
何件か電話が入る、その内のひとりは大事な依頼を受けているクライアントさん ! 豪快な笑に新型コロナウイルスを吹き飛ばす。
「ワシの膝もとから感染者が出たのよ!風呂屋も閉まって大ごとよ ! 困るわい !」
私の言葉が火に油・・・孤独な会長、水を得て喋りまくる、これ又楽しい、「株も下がるし、人は出ないし、商売人は大変よ!」最後は、「近いうちに会いに行きますよ !」との私の言葉に「待ってます !」辛勝なご返事が返った。
80歳になると人生の総決算、子供達との乖離が気持ちを萎えさせる、若い時は剛毅な人で、その筋の人たちも悪い言葉だが手足に使ったこともある。
眼に映る馴染んだ風景が別れの寂しさを垣間見せる、「寂しい !」差し向かいの会話の中で何度か呟かれた。
私は幾人かの大先輩を見送ったことだろう ! 傍若無人に振る舞って大通りを闊歩した連中ほど晩年の姿は孤独だった。
私は若い頃から老人キラー、沢山のご老体に可愛がって貰った、その港町ではそうそうたる政財界の重鎮達が、「マスター! S 君 !」と呼び掛けて下さった。
私の身近にもいたが年寄りをないがしろにする者は大成しない! 謙虚に教えを請うたものが栄冠を掴んで行った。
病院駐車場でのワンシーン ! 春の日差しが眼に眩しい。
コロナ絶滅を願いながらページをめくる、午後は又仕事の依頼、大きな獲物を追うハンターに帰る、
私は猟銃は持たない、照準も合わさない、ではどうするのか ?
素手で立ち向かう ! 一対一の真剣勝負、恨みっこなしだぜ (笑い)
!?