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日常生活

会社のモラル

「怖かった !」  思わぬ返事が返って来た、

役所を交えて協議中ゆえ仔細は省略するが、それは、ところ変われば品変わる、の例えではないが、人それぞれ受け取り方も変わるものだと、ため息が出た。

或る厳粛な行事に際して、請け負った会社の社員が考えられない失態をやらかしたのである、今日まで生きて来た私でも聞いたこと・見たこともない出来事である。

その少し前にこの会社の請け負った行事に私も直面して杜撰な、気配りに欠けた事業体だと腹を立てたほどだったのである。

又かい? だがそうだろうなとガテンもしていた、それにしてもコリャ何だ  ?

行事の喪主からの相談電話を聞いて、私は早速問題の会社の社長へ電話した、そこへ冒頭の言葉が返ってきたのである。

有ってはならない落ち度を仕出かして、その対応が全くなってないので私が筋道を立てて従順と諭すために電話を入れた次第なのである。

「はい申し訳ありません、そのようにいたします」しかし、約束した行為(電話連絡と額縁の交換)は数日たってもなしのつぶてだった。

自社の落ち度と失態を棚に上げての「怖かった!」は、取りようによっては逆恫喝に取られることになる、そこで私は市の生活消費センタ-へ相談の電話を入れたのである、その係員の対応が素晴らしかった。

被害を受けた当事者と相手企業の社長に事の仔細を聞き取り調査して尚且つ上部団体の指導要領を確認したのである。

そして社長に、善後策と対応を約束させたのである。その連絡は心地よかった、

田舎町の老舗企業、話の尾びれは個人依頼主に不利なことは言うまでもない、連絡も対応もしてくれない企業に電話して心ならずも激しい言葉を吐いても仕方のない内容なのである。

しかし、うわべだけを聞いた捜査機関は誤解するだろう、だから私は慎重に市役所の担当部署に連絡して公平を願ったのである。

例えば人の大事な物を破損して、対応もその連絡もしなかったら普通の人でも腹が立つ、黙って控えているだろうか、それに怒りの言葉を言ったからと言って「怖かった! と強調する ?

経営者としてのモラルが欠落していると指摘されても仕方がない。

今後のことも考えて、役所への連絡を第一義に考えた次第である。

人が一人亡くなる、会社は多数の顧客の一人かもしれないが家族にとっては大事な家族との厳粛な別れ、あってはならない不始末をした会社、高原の田舎町は何の変化もなく通り過ぎるのだろうか、

「怖かった! 」 私など今まで数えきれない程その言葉を腹に飲み込んできたことだろうか ?

今の飽食に慣らされた日本人が本当の怖さを味わったことはこの75年強なかった筈である、「怖かった !」本当の怖い思いはこれからの政治の甲斐性次第で現れる、

その時、日本は、アウシュヴィッツ強制収容所でのホロコースト、そしてウイグルの悲劇を実感するだろう   !?

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