(人の) 縁は異なもの味なもの
こんな事があるのだなぁ !嬉しい気持ちを表すとこうなる ?
友人が紹介してくれて親しく交際願う人がいる、その人が新しいオフィスを構えたのでお祝い兼ねて訪問した。
(あれっ! ) 見覚えのある家が綺麗にリフォームされていた、呼び鈴を押すと本人がにこやかに顔を出した。
事情を聞き更に話の先を聞く事で人の縁の不思議を実感した。
私が松山へ出てきて知り合った同郷の事業家がいる、ちょうど人助けをした為に銭金はたき借金を抱えて呻吟し、私は苦労の真っ最中だった。
後輩の同業者も顔を出しており、後輩の商売の邪魔をしてはいけないと思い私は自然と遠ざかることに決めた、それが30年ほど前のこと、それ以来のご無沙汰だった。
その方が今回訪問したA先生の従兄と判明したのである、その方のお父さんには優しい言葉を掛けてもらった思い 出が走馬灯のように駆け巡った。
長年の失礼を詫びる為さっそくお訪ねした、「Sさん! 30年ぶりになりますか」優しい言葉と笑顔で迎えていただいた、新米まで頂くことになったのである。
話は弾んで30年前にタイムスリップ、資産はどれほどあるか予想もつかない、頑張った報いが今日の生活に繋がったのである、故郷の成功者の1人である。
また別に、縁は二代にまたがる奇跡として私の前にその運命を見せつけてくれた、さっそくその人にも会うことになった。
青春を共有した今は亡き友の長男の勤務先を訪ねた、ある役所で地道に働いていた、ずいぶん昔私が見初めた若い職員がいた、現在押しも押されぬ部長に昇進している。
友の子息を紹介したいと思っている、「鍛えてやってや!」部長殿何と迎えてくれるだろうか、「Sさん!まだ頑張っているの ?」いい男だった !
私の自慢の人間模様、良いも悪いも皆同じだよ ? 位は関係ないぜよ、私の変わらぬ持論である、人間双六、真面目に生きれば良き友が生まれる、それが信念。
初めに紹介してくれた友人にお礼を兼ねて報告の電話を入れた、さすがの武道家もその不思議に絶句した、いづれまた !
松山や秋より高き天守閣 正岡子規。