今年は早くも6日、お正月気分は当に抜けていますが、ある事で固い役所へと出向いた、報告義務の書類について指導を受けに行ったのである、昨年11月に一度相談に乗ってもらった職員が非常に感じの良い人だったから今回もその人を指名した。
本題が終わってしばしのプライバシー談義、そんな役人いますかね、もちろん差し障りのない話を心がけたことは言うまでもない、その後の別の担当者も優しかった、階上から降りて来て又私のリクエストのために上がって降りる、さすがの私も敬服しました。
オイコラは警察の代名詞の時代が有ったが現在は、本当に頭が低く、当方が恐縮する役所が多くなりました、有難いですね !
気持ちよく役所をあとにして、大学のある本通りを東進していたら突然スマホが鳴った、イヤホンを付けたところもあって運転をしながらの会話が始まった、思いがけない男からだった。
大学空手の雄 ! Aちゃんである「Sさん!年賀状ありがとう !」忘れられない男である、「蒙古放浪歌」大学は拓大ではないが、私学の雄 ! で4年間やり通して今でも大学の道場へは時々顔を出している、空手のみならず人生の正道を歩んだ熱血漢でもある。
彼は事業を後継者に託して故郷の港町に帰って来た、夫婦2人きりの余生が始まる、町の人から見ても最高の人格者、私にとっても忘れられない恩人、私が不遇時代何度も奥さんの手料理をご馳走になった関係である、又その姪御は杉の子学校の優等生 。
彼はあるお寺の住職とは大学は別々だが共に空手の勇者 ! 一級上下の関係ではあるがお互い尊敬し合っている、「帰ったら必ず寄ってよ !」 コロナ抜きの嬉しい言葉を頂戴した。
彼との出会いは彼が大学を卒業して家業を継ぐために帰郷し奥さんとの結婚を間近に控えた夏の日のことだった、吉本新喜劇かと間違うほどの面白い逸話が有るのだが今回は割愛する。
港に近い由緒あるお寺の境内で青年10名ほどが空手の稽古をしていた、一段落して休憩の時、彼Aが伝統流派の型を始めた、瞬く間にその場の連中の視線に緊張が走った、それまで見たことのないメリハリの突き蹴りは若者たちの度肝を抜いた、現役大学空手の新鮮さでもあった。
Aの従兄弟は、県内の高校空手では有力な学校の空手部主将、Aの指導によるところ大である、そのAの従兄弟の一級下の後輩が現在の彼ら流派の県の会長さんである。
住職の後輩はAや住職の属する流派の県本部長、キラ生のごとく彼らの盟友達が愛媛県の伝統流派の空手界を支えている。
Aの電話は、黄昏を持て余す私にとって青春への呼び水、「こちらに帰ったら必ず寄ってよ!」 彼の電話に代わる新年の祝辞はない ! 嬉しい電話だった。
「友東京より帰る、又楽しからずや !」 師匠も健在、港町に賑わいが戻る !
コロナに負けるものか、 押忍 !?