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人生

晴れた日の 土曜日

晴れた日の 土曜日

 見事に晴れ上がった土曜日、息抜きにアウトレットに出向いた、広い駐車場は車がひしめくこともなくそれぞれが思いのまま休息を取っていた。

昼下がりの100円ショップとスーパーは比較的客足が少なくゆっくり買い物することができた、あとはしばしの時間が来るまで一息つける。

測量事務所から依頼していた図面類がメールで届いたので、その打ち合わせ、あとは帰って書類の作成に没頭する、ボケ防止にこれが一番。

穏やかな土曜日、明日はまだ骨休め出来る休日が続く、最高だね  !

暇を持て余すリタイアのポン友組が恨めしそうに呟いている   ?「良いなあ !  Sよ  ! 毎日が大安かい  ? 少し分けてくれよ  !」

元気な事が、これ!最良  !  生きてる事が又最高  !  物事は良い方に考えると幸せになる、悪く考えると運勢は下って行く!そして他人の成功を羨ましがらない事、拍手していると我が身に帰る。

私は小さい頃から人と比較しない、人は人、自分は自分、努力すればいつかは報われる、だから我が道を行く、時には手を差し伸べることを心がける、物事を善意に解釈する自力本願の男だった。

そうする事で知らぬ間に仲間が増えたのである、ケチだった人生前半、だから、後悔を兼ねて今では出来るだけ人に与える生き方をする。

一杯のコーヒー、少額の手土産だが常に心掛けている、後輩には決して気遣いなどするなよ、Sの気持ちだからと伝える、貧乏人の良さ、親の教育のありがたさ、そうして人間関係は良くなって行く、有り難い   !

私は過去沢山の貧乏人を見てきた、又ぶげんしゃ(お金持ち) も見てきた、人それぞれだが、どちらが幸せか、本人たちの本能がそれを判断する、一つだけ言えるのは物差しは千差万別だが結論はひとつ。

今際の際の本人の心の中に出て来る、私の親父が亡くなる間際に、おふくろ、子供達に向かって発した言葉、「貧乏は決して恥ずかしくない、良い子供達に恵まれて幸せだった!」

子供として親父の口から出たこの言葉に応えるのは・・・「貧乏を恥ずかしく思いません、最高の親父でした、ありがとう !」

青空が、そのずっとずっと昇った天国から、愛しいオヤジ、オフクロそして兄姉達が見下ろしている、

「お前は、胸を張って生きてきたか、弱い者を虐めなかったか   ?」世界の中の一握り、貧乏人で良かった、だから感謝の出来る人間になれた。

ありがとう、晴れた日の土曜日、 最高だぜ             !?

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