ここにも苦労知らずの恥知らずがいる、まず資産家のお坊ちゃま ! 相手の氏素性が分からぬ内に啖呵を切って吹っ掛ける、よほど腕に自信があるのか、それとも相変わらずの馬鹿なのか分からないが ?
私は、仲裁に入る時、突っかけた片方に聞くことがある、相手は、どんな特技、武道を習っている腕の立つ人か分からないよ ?
そして私の知っている武道家の若かりし頃はみんな結構腕試しをやって来ている、当然相手は地べたに這わされることになる、その情景が見えるようである。
彼らに聞くと若い頃は自らが仕掛けた場合もあるが、まず相手から吹っ掛けて来たのを迎えうったというものが多かった。
そこで私は不思議でならないのは、武道家に喧嘩を吹っ掛ける傍若無人たちは腕に自信があるのだろうが相手も分らず挑む勇気は称えるとしても反撃にあう場合を想定しないのだろうか、そんなことを考えると、度胸の有る暴漢なのだろうと苦笑を禁じ得ない。
実のところ先日仕事の一環だったが、数年前に一度は会ったお人だが話の途中で怒り始め出した「 (わしを) なめとるんか!」と睨みを利かして来たのである。
60代後半のその土地の名士、まさかの展開にさすがの私も面食らった、怒られる心当たりがない、よほど短気な人なのだろう、
職場も何ケ所か変わったようだが、同僚との人間関係を保てないお人だと感じた次第である、再度会わなくてはならないのだが紹介者に迷惑を掛けてもいけないので会わないことにして別の方にお願いした。
紹介者の顔を立て我慢のできる私だが、同僚たちが同じ理不尽に逢っているなら捨て置けない、私の性格を考えるともしもの展開を恐れたのである。
「何 !」売り言葉に買い言葉では大人として恥ずかしい、長い水商売の経験で私の許容範囲は広いですが、だから脅しはあまり苦にならないのです。
先の不安定な現在の日本、もし敵兵が上陸して来て襲われても助けません、共に戦いません、見殺しにしますよ !
仲良くしましよう「花いちもんめ」同じ日本人ではありませんか ? 世の中、この短い人生は、笑って生きた方が得ですよ、怒って暮らす人生なんて肴のない酒と同じ、この世に女性がいなかったら、旦那さん生きておれますか ?
そうならゃ ! 私は生きてはおれません、仲良くしましようよご主人様、と言う事で昨日のアラカルトはおしまいです。
追記
少林寺拳法を長年続けている友との会話
若い人ほどスポーツ、武道に励む人は礼儀作法を弁えている、上に立つ人さらに高潔である、道徳教育の廃れた現代我々にとってせめてもの安らぎである。
一般に礼儀のできない人が増えましたね、そこから国の斜陽は始まるのです、壮年期の人間たちが社会の秩序を狂わすと言うことは我が子孫にそれは返ってくるのです。
親が蒔いた種に子や孫が中毒を冒す、因果応報はこうして我が身を滅ぼすことになる。
礼儀作法、言葉づかい、いかに大事か、我が身に返って知らされる、威嚇、恫喝は、過去の遺物、現代には通用しないのです。
怖がる人もいるが平気な人もいる、そこには累々とした汚点が残される、仲良くしましょうよ、行く時はみんな一緒、です ! ?