井の中の蛙
普通一般の人は相手が役所だと分かると怯み卑屈になる、ところが、勇気があると言うのか無鉄砲だと笑われるか直言する者が出て来る、滅多に言わないこの私のように。
ずっと昔の話だが、ある田舎に頑固な左がかった人がいた、税申告に彼は怒りを表したのである、申告の際の税務署の職員の言動にブチギレたのである、周囲の者はやめとけと諌めたようだが、聞く耳がなかった。
その後日談は、「税務署に2度と歯向かうものではない?」意気消沈していたことで顛末はご理解願いたい、
私の拙い例では、現在は同じ書士会で意気投合の同僚がある役所で私の担当者であった、ところがこの御仁と来たら融通知らずの頑固者、流石の私も頭に来た。
普段、窓口での私は「借りてきた猫」彼らの指示に素直に従う行政書士、しかし、その時ばかりは重箱つつきにキレた、
担当課の局長、次長、一般職員までも反感の眼差である ?
どうなったか、趣旨返し当てつけに申請そのもののやり直し、1ヶ月無駄骨を折らされたのである、同意書をくれた頑迷な改良区さえ「ヒドイじゃないか !」と同情する始末だった。
昔ほどではないが現在でも役人を相手に喧嘩はしないこと、たとえ、言ったとしてもその後のスタンスが大事である、私の場合は上役に苦言を呈しても必ず謙虚な態度でフォローする。
窓口の若い職員を大事にする、彼らの労に感謝する、その後年彼らはそれぞれが上に向かって歩み始めて階段を登る、暖かい人間関係の構築に努めた暁に彼らの昇進をみることになる。
だから、昨日の拙ブログはいささか胸が痛む、目を向けているだけに良心が咎める「ごめんよ !」
野良犬は、常日頃人間から迫害を受けて、追われ叩かれ命を失う、だから園へ来る人間に危害を加えることなどない、襲うどころか逃げて行く、現実を見ない公務員の無知が彼らの悲劇を増幅する。
私は、我が家の愛犬を失ったトラウマから命の尊さを学んだ、動物愛護への細い一本道を歩み始めたのである。
痛烈に彼等を非難する私だが、又彼らを理解し悲哀を知る私である、
「Sさん! 無理をせんでよ !」(無理をしないでよ!) 逆に励まされる仲でもある、行政書士冥利に尽きる ! 有りがたい !
井の中の蛙になるな ! か弱きものに目を向けてください !?