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自然, 行政書士

錯覚も楽しい

錯覚も楽しい

不思議なことがあるものです、特に目の錯覚なのか、幽霊か幻か、ハタマタ黄泉の国へ出発時間が迫って来たのか、若い時には考えられない現象に出会う、それが又楽しいと来ている。

少し述べて見ましょうか、ある時、車をゆっくり走らせていました、人家を外れた場所に来た時、目の前の空き地に鎧姿の武将が座ってこちらを見ている、一瞬何だと目を凝らしたが、ビクともせず正視している。

私はどうも神経が麻痺しているのか、それとも恐怖心が緩慢になっているのか何とも感じない、逆に身を乗り出して車をゆっくり寄せた、何だと思います  ?

お墓の石碑だったのです、上部が屋根状のもの、それが武将の鎧姿に見えたのです。

怖い話でなくユーモアの錯覚、自宅二景、夕暮れ時庭の駐車スペースに車を止めて玄関を見ると見覚えのある元偉いさんが玄関のドアの前で身じろぎもせずうしろ姿で立っている。

この頃私達の会では怪文書なるものが3通も配達されて物議をかもしている、とうとう、憎きSを夜討かけたのかとさすが身構えたが私の気配も何のその、そのままじっと背中を見せている、5~6メートル近寄って声を掛けた、

「私に何か御用   ?」 返事がない、その時になって気がついた庭の引き戸の上に鎮座する郵便ポストだったのである、振り返る筈はナイワイナあ  !

先日、うしろ姿二題を投稿したものだから関係者の御キリンに触れたのかと恐縮している、その忸怩たる思いが投影したのかもしれない、申し訳ない。

そして今宵、暗くなって帰還した、今度は先日の郵便受けの横からこの頃餌をねだりに来る白い子猫が顔だけ斜めに出して「おかえり !」と呼んでいる、

「白ちゃんお迎えかい、優しいね !」胸の中で呟いたが相変わらずそのまま、庭の横に咲く雑草の花🌸が便受けの横から顔を出していたのである、

暖かかった昼間のそよ風が留まって揺れていた、人間から相手にされなくなった黄昏爺を不憫に思って迎えてくれたのである。

怖い錯覚ではなく、ユーモアある幻想、幻影、夢でもなく幻でもない、孤独な男の過去帰り、できることなら友達や肉親であって欲しいが、あの世で苦役の最中なのかまだ姿は見せてくれない。

ただ、本当の悪や悪魔が忍び込んで来たら、さてどうしよう   ?武道の達人名人ならいざ知らず、素人然の大声だけの爺さん、防げれるはずもない。

仲良しの武道の達人曰く「Sさん、襲われたら短期決戦だよ、長引くと持たない!」

胸の中に居座る依怙地が呟いた「決めは一発 ! お前には得意技が有るじゃないか!」

年寄りは一発で決めないと、身がもたない、だからそんな場へは行かないし、もしいたとしても一目散に逃げるもんね。

自然が呼んでいる、あなたは決して1人ぽっちじゃないよ、錯覚はあなたの気分次第で良くも、悪くも見える、心がけが大事だよ・・・」 楽天主義に乾杯   !

今度は誰が現れるか、次の言葉を飲み込んだ、もしも悪魔だったら、いや福の神様かも知れないよ。

今回の怪文書は、私にとってウェルカム   !  このぐらい人の心が見えるものはない、

みんな良い人達だよ、行政書士会捨てたものではない    !?

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