あとどれだけやれるか、仕事の継続であるが、やれるだけやって倒れれば本懐だろう、若い時に抱いた計画とは随分かけ離れたが仕方がないと達観している。

人間の根源は自己中、他人のことは無頓着、私の基本とはかけ離れているが、自分の甘さが家族に及んでしまった事で厳しい結論だが自分の家柄を否定するようになった。

自分の甘さと情にほだされる所以で子供達の行く末に申し訳ないと思うようになった、御恩を大切に恩返しを心がける、これが私の信念だったが、信頼する筈の肉親が相容れないなら別れは早晩訪れただろう。

が・・・

現実の世界は真逆に進んだ、ひとりだけ真摯に世の中を歩んでも、それは砂上の楼閣、虚しい喪失感で胸塞がれる、親の教育がどれほど子供達に及ぶか、失意の中で諭された。

肉親達への失望と後悔は私の胸に沈殿する、これも人生、我が宿命、家族は出来る事なら男親の威厳が第一でありたい、了見の狭い母親が主導する家庭は、子供のためにならない ！

親としての愛情と教育者としての資質は、別物である、男尊女卑   ！  男女平等に逆行するが、女は出しゃばらない事が特に家庭では大切である。

私の悲しい結論である。

いつの日か、先に旅立った肉親及び友人知人の傍へ行きたいと言うのが私の願望だったが、今では修正することにしている。

私の家族、子供、孫達と小さな世界で満ち足りる、あの星の袂で悠久の世界を紡ぎたい。

肉親との絆、それがどれほどのものか、失意の中で振り返る、期待し過ぎた結果の虚しさ、もともと肉親でも別の思考の持ち主、そう思えばなんてことはない、期待し過ぎたのだよ、お前さん ！

私は友との団欒が大好き人間だが、考えてみると一人でいる時の過ごし方がこれまた独特である、ぼぉっとぼんやりとひとりの佇まい、これがまたストレス解消に最適なのである。

ある意味孤独大好き人間でもある、子供の頃、実家の前の浜辺でそのコンクリートの狭い坂道で寝転がって見た大島に沈む太陽、子供の心を掻き立てて想像の世界へ誘ってくれた。

あの時の切なさと期待感がこの歳になって重なるのである、

「これから  ！」と「あとわずか  ！」その違いは大きい、運命のいたずらと言うにはどうなんだろう   ？

この運命と宿命を、冷静に眺める私がいる「見届けてやろう   ！」

音楽  ！

この素晴らしきもの、この芸術作品よ  ！  私の命にどれだけ寄与したことか   ？

いろんな想像と夢を見てもいいでしょう   ！ 頑張って来たんだから・・・・・ネ   　　　

刹那  ！

こんな言葉が気になりませんか   ！

ひと思い   ！

人生途上の瞬間   ！

宇宙に思いが行くと不思議と頭に浮かぶ現象です  ！

「あっという間」

一回きりの人生です、ここであなたと出逢ったのです。

仲良くしましょう、刹那だものね　　　！？