先制攻撃と先手必勝
ウクライナの悲惨な戦争はロシアの先制攻撃から幕を開けた、世界がまさかと恐れていた中で始まった、独裁国家らしい身勝手な倫理から。
そこで思い出すのが若い頃の田舎町での男たちの戦いである、其処には幾多の喧嘩自慢や武道を嗜むツワモノたちの修羅が繰り広げられた。
あえて火を放つ無頼漢と火の粉を払う受け手の攻防が生じる、その戦いの質も、各人の性格が色濃く出て来る、温情と非情 !
「
徹底的に相手を痛める者、頃合いを見て鉾を収める者、それは各人の持つ性格による、私が付き合った中でも強い者ほど情けはかけなかった、恐怖心を植え付けて押さえ込んだ。
ボクサー、空手家に正にピッタリの強面がいた、二度と横着を言わさない、精神の破壊にまで及ぶほどだった、その場に臨む以上仕方のないことかも知れなかったが。
勿論、情をかけて途中でやめる温情家もいる、私の道場仲間は殆どこのタイプだった、だから闘って日が暮れて酌み交わす酒の旨さよ !で友情が芽生えた。
相手が参って侘びを入れるのに、許さない、戦う気力と体力がないのに敢えて痛める、こうなると見ていて哀れ極まりない。
その場に臨んだことが悲運なのである、やられた側が無謀な輩なら、将来彼にやられる被害者がいなくなるだけ儲けモノなのかも知れないが。
まともな人なら可哀想な被害者ということになる、そんな場所に近づかないことがそもそも鉄則と言うことである。
想い出から消えない男たち、血の汗と涙を流した被害者たち、今繰り広げられるウクライナの悲劇に、私の思いが重なる。
何処にいても加害者と被害者の出る自然界、究極はサバンナで繰り広げられる弱肉強食の世界、被害者にならないための結論は !
「強くあらねばならない。」
ウクライナの悲劇は、ロシアが隣にいること、それは日本にも当てハマる事、中朝と!隣り合わせになった運命に行き着く、それと日本人のお人好しが国体を歪める、精神の破壊、ここまでか !
ロシアの倫理観に日本人は追いつかない、理解すらもできない ! 私が過去にすれ違った男達、彼等ならロシアのプーチン大統領の考えを理解するかも知れない。
いずれにせよ、ウクライナの悲劇は、人類最大の悲劇になった事は間違いない、今日の勝者が明日の敗者、歴史は強烈に物語っている。
先制攻撃と先手必勝、逆も真なり !?