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人生

類は友を呼ぶ

類は類を呼ぶ

ある意味私の仕事は宮仕えのポジションだと言える、行政書士の聖職をそのように自覚している。

たくさんの依頼者と役所の公務員との橋渡し、仲を取り持つバランサー、一方に偏らず尚媚びない仲介役。

勿論、腹の立つこともある、反対に細やかな気配りの職員にホロっとさせられる、感受性多感故に喜怒哀楽、また、和気あいあい。

私は努めて出世街道爆進者には近づかない、名もなき野辺の花に視線を向ける、当然区別する卑怯者に非ず。

近日、こうゆう事があった、

人波みに紛れてひっそりと咲く一輪の花がある、「結婚しているのかな? 仕事は順調かな!」幼い時に私の弧線を震わせてくれた名ピアニスト    !

ある時、お母さんに聞いてみた、

ひとりで頑張っていることを知らされた、私の父性が、頭をもたげた、彼女と弟に父はいない、公務員だった父親はふたりの幼い頃に交通事故で亡くなった、こんな境遇の人に私は弱い、浪花節の世界になって涙腺を緩める。

私の男気が目覚めたのである、仕事の斡旋も、そして縁談も引受けることになった、彼女たちの亡き父の従兄弟は私の親友にして空手をたしなむ、そして私の知己に声をかけたのである。

縁談相手も見つかってその席の日を待つことになった、

知り合いの会社経営者にも声をかけた、初めは人材派遣会社を頭に描いていたが、2人の社長達から正社員で迎えたいとの回答を得た。

県や市とも協調の取れた経営者で、他県にも本社機能を構えて前途有望な企業である。

たかだか一介の代書屋の私の相談に真摯に向き合って頂く!行政書士冥利につきる。

近日、こんな事もあった、

広い役所だから、一階の受付で、ある課を教えてもらった、目の前に役所を構成する部局長達が写真入りで載っていた。

ある部長に目がいった、彼がまだ若い新入生公務員の時から声をかけていた職員だった、

その後訪問した課、大学を卒業しだての職員が担当してくれた、無意識にインスピレーションに浮かんだ言葉を吐いた。

「叱られる事を覚悟して、〇〇部長を訪ねてみなさい   !君の一生に価値のある出会いになるだろう、あの茫洋とした人間性に触れるだけで出逢う価値があるよ   !」

彼は、戸惑いのはにかんだ笑顔を見せた、

そして今日、その部長へ電話したが、あいにく休みだった、受付の秘書さんが又素晴らしかった、要点をかいつまんで説明すると、感激の面持ちで部長へ報告する旨答えてくれた。

人の縁、出世する人、しない人、人間に差はつきものだがそれが即、その人の価値ではない、

今回の女性事務員の就職問題と名もなき他県からの入所組の人間ドラマーは、人知で測り知れない宿命の綾を私に知らしめた。

後は、当事者の気構えと覚悟が左右する、良い運をつかむ事、それは、良い出会いにかかっている、真面目を求むる者は真面目な人間の共感を得る、決して小細工するな。

近いうち、私が経験した不思議な出来事を披露する、真っ当、真面目の真価が現れる人間の性   !

それに、逆ら得ず、挫折、死を迎えた人、人生の不思議を開陳する。

類は友を呼ぶ   !?

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