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人生, 思い出

男の涙

男の涙 

10人姉兄弟の8番目、言わばどん百姓のいらん子、それが私の生まれた家庭の現実だった。

上と下は親子ほど歳が離れていた、だから会話も限られたものだった、私の独立心の原点である。

困った時でも頼らない、決して助けを求めない、その面は見かけによらず頑固な子供だった。

例え年上の意地悪先輩にイジメられても兄達に泣き付く事はしなかった、ひとりでグッと我慢した。

そんな私を近所の一つ歳上の武ちゃんは自分が辛い境遇にもかかわらずかばって助けてくれた。 

私の大事な先生だった、生きていれば、どんなに私の人生は豊かだったか、ひ弱な兄達を見るにつけ武ちゃんとの別れは切ないものだった。

いつかあの世へ向かったら一番に逢いたい人である。

アベ  タケオ  悪い先輩には果敢に挑むが弱い後輩は身を盾にかばう人だった、私はこの先輩の生き方を踏襲している。

貧乏な人、家族愛に飢えた人、早く親を亡くした片親育ち、私が気になる人たちである。

苦労のまま人生を終える人がいる反面、辛い境遇に負けず頑張って財産を築いた人、これらの人は情のある人たちが多い。

youtebeで「スカッとする話」を私が好んで見るのは、その苦闘に共鳴するからである、都会で地道に生きる後輩への賛歌でもある。

親父の長兄は故郷で成功して財を成した、しかし、末っ子の親父は子供のない貧乏百姓の叔父の家に養子に貰われたため苦労した、

だが、人生はよくしたものである、私はそのバァバに教えられ男にして貰った。

男の涙

たくさんの人との出会いが、沢山の味のある涙に接することができた。

男の涙、そして忘れられないのが女の涙である。

彼や彼女達が流した涙をお前は「忘れてはいないか!」お天道様のお叱りである、ひとつづつ、返す努力はしているが、まだ返せない人たちがいる、私が命をかけた宿題である。

吾子の泣き顔忘れるな  !

私S  本名 Y. U  が  お天道様と約束した償いである。

男の涙   !?

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