土曜日なのに、怒り狂う雷
私の好きな土曜日なのに何を思うか天の主が耳を覆う雷を転がしている。人間の大人も子供たちもそれ以上に弱き生き物たちが耳を覆って地に伏している。
巨大な悪魔、逃げ切れない魔物だとあらん限り鳴き叫ぶ。
一昨日、四国高速道の側道で、後ろ足を引きずった白い野良犬が身をかがめて私の前を横切った。
私が危害を加えない人間だと気がついて小走りに反対側に降りた、犬猫嫌いの薄情者、あなた達の子供が天の怒りに触れるかどうかに私は興味がない。
生きとし生けるもの、あまねく平等に因果応報は降るだろう、それは必然であり、宇宙の摂理、地球上の弱肉強弱に憤りを感じている私が、それらを創りたもうた主に唯一反発する事柄でもある。
「主よ! 何故にあなたは情け容赦もなく酷い殺し方をさせているのか!弱きものへの情けのカケラもない、再考召され!」
私は唯一認めるお天道様でも駄目なものはダメと声を上げる、それで怒りを発するならそんなお師匠様はいらない、杉の子が杉の子タル所以である。
そういう私だが世界で繰り広げられる殺戮に、所変われば我が身の仕業になる、エゲツない殺戮者であり得る、誰しもが鬼の実相を抱えている「お前は〇〇を振り上げたら必ず振り下ろす!」
無二の親友が私に下した言葉だった、人間ってどうしょうもない ! 私が自戒を込めて日々反省する懺悔の念である。
天がひっくり返るのではないか、私の杞憂が止んだ !
雷が遠くで鳴っている、犬猫達のひと息気休め、これ程人間に従順な生き物はない。
youtebeに見る犬猫への虐待、これらを為した人でなしどもに私の良心は向くはずもない「いつか我が身! 因果応報 !」
土曜日なのに、怒り狂う雷 !?