今、何時になった? 窓の外では強い突風が軒下を揺らしている、
カーポートのアクリル板をこれでもかと揺さぶっている。
午前零時を回っている、肩も腰も節々が悲鳴を上げている、
目の疲れが頭の芯にまで届きそうである、もう一旦手を置くとしよう。
親しい建築業者から緊急な道路に関する手続きを依頼されたのが昨日、
東予の許可申請は提出済みでひと安心だが、地元の都市計画法の作成は
今、佳境に入ったばかり、隣街の開発案件が平行申請に為っている。
勿論、同業者と多士業者に協力願っている案件は別である、それにしても
一度に抱えたものである。
私達の仕事は、ある程度経験が必要で、受けたからと言ってそれでひと
安心できるものではない、それからが重要なのである。
そこには信用と言うものが重く圧し掛かっているのである、だから国家資格
の値打ちがある。
近日来、土地に関する相談で売り買い双方の調整をしている、そして個人的な
悩み事の相談である、これは心強いA先生の力を借りているので安堵したところ。
困ったことが起きた、親友が倒れたのである、一命は取り留めたのでほっとして
いるが予断を許さない。
そして縁談が数名同時に進んでいる、偶然と言うのか外国に居る筈の男性がある
事情で急遽帰国している、ところが花嫁候補は親友の結婚式で外国へ行って留守、
この辺りは、昔日本の銭湯から女性客が消えた、あの菊田一夫の「君の名は」を
連想させる、今にもメロドラマが出来上がりそうである。
窓の外を突風が木々を揺らして鳴かせる、我が家の周りは未だ田圃が広がっている
少し土手沿いに下ると川幅の広い河川敷にたどり着く、
この暴れん坊の突風が止むとしばれる寒気の終わりを迎え凌ぎやすい日々が顔を出す、
松山地方に椿さんがやって来た、春を呼ぶ椿さん商売の神様は3日間沢山の人を呼ぶ。
人波に溢れた参道を歩くのが私の楽しみである、両側にずらりと並んだ屋台に子供達は
夢を追う、明日 天気になぁ~れ ! 明日 天気にしておくれ ?
杉の子さん
今日は沖縄も一段と寒く、風も酷いです。
けれども身体には暖かいものが走っています。
いろいろなお心遣いを頂きまして、ありがとうございます。
「♪あなたの過去など知りたくないわ。」ではありませんが、もう忘れた頃の若い日々に
童話作家になりたい夢も持ったのですが、出版した本も別に持たなくて良いと思っていました。
でも、最近孫が出来て婆ちゃんは何してたの?と聞かれて、初めてお話を作る人・・・だった
よ。って言って見たいと思ったのです。
で、ネットで古本が売買されていて、たまに私の本が売りに出されていました。
買い手のサインが入っていると、とても安く入手出来ました。
こうして手に入れた本ですので、とても汚れています。
余分な手持ち本なのです。汚れ本で失礼かなとも思いましたが、杉の子さんへお贈りしたくて
本日2冊送りました。
杉の子さんのお眼鏡に叶う作品かどうか解りませんが、長編小説は実際の出来事をそのまま
書いたものです。読み手によって色がつけられますが、幼い少女時代の作文の延長だと思って
読んで下さると嬉しいです。
御多忙な杉の子さん、どうぞ1年でも2年先でも構いません。
きっと杉の子さんのお孫さんがこの人だ~れ?と聞いてくださる日もあろうかと、なんだか
勝手なロマンを描いております。
また、書物には買い手のサインがありましたので、そこに紙を張ってしまいましたが、これも
どうぞお許し下さいますように。
杉の子さんへのささやかな感謝の気持ちです。
手元に置いて頂ければ幸せです。