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雑談

今生への御礼奉公 幸せへのパスポート

PM5:00 ふたつの役所の担当者と矢継ぎ早に電話連絡、
締め切りの迫った申請案件が老体を鞭打っている。

朝からパソコンと図面を交互に睨めっこ ? 昼飯も2時
に摂ったばかりである、小休止するか ?
不足の書類を買い足しに出向くことにした、
大きな商業施設の駐車場は私にとってのオアシスである。

部屋に篭っていたので気がつかなかったが見事な青空が
広がっていた、やはり雨や曇り空よりも晴天がいい !

この心の軽やかさはどうしたことか ? 書類作成が終盤に
差し掛かった証である。

駐車場は、夕方の買い物客で賑わっていた、それでも広い
駐車場は、砂漠にオアシス、渇いた喉を潤す清涼飲料水。

買い物あとの恒例の独り舞台、思索とシナリオライターへ
変身する、車の中の空間ほど、他に比すべき学校はない。

終了した仕事の事で連絡が入る、ひとりは大阪から、次の
段取りの依頼だった、困難な仕事をこなす程信頼関係が増す、

その後
県内の後始末をお願いしていた司法書士から結果報告が入った、
次は、土地家屋調査士の仕事、既に手配済みである事を伝えた。

私の仕事の手法は、エレベーター方式、又はリレー方式、分業
システムでリスナーの期待に答える。

日頃お世話になったお礼を兼ねて他士業者及び仕事に苦労する
同業者へ配分を心掛ける、しかし、見返りは求めない。

今生への御礼奉公。

世の中には、姑息に独り占め方式のやり方も多く見かけるが、
そんな人はいづれ仕事が枯渇する、世の中良くしたものである。

「Sさん、請求はどうしましょう ?」
先般、頼んで仕上げた仕事の支払いの件でどうしましょう ?
と下請けに回していた調査士から電話が入った。

お金を貰うまで私が責任を見る、
即、依頼主へ連絡して入金の段取りを話し合う、「請求書送って
くれますか ?」と伝えた、彼の口調から浮かれた様子が見える。

早速、彼の銀行の口座に請求金額が払い込まれるだろう。
仕事を頼むという事は、ここ迄面倒を見ると言う事、これが信用
というものなのである。

西陽がフロントガラスに反射した、夕焼けが季節の変わり目を
現していた、役所から依頼の用紙が届いて居るだろう !

ダウンロードが出来ない書類のためFAXを頼んだのである、
信頼関係はお互いの人生を有益にする、分け隔てなく人は、幸せ
のパスポートを手に握りしめている。

夕焼け雲が、年寄りを労わるように、輝いていた。

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