雑談

使命に燃えた 男達  蜩の里は今

蜩の里は今
夏から秋にかけ、朝夕にカナカナとなく蝉 ひぐらし。

映画 役所広司、岡田准一主演の「蜩ノ記」
直木賞作家の葉室麟のベストセラー小説を「雨あがる」「博士の愛した数式」の
小泉堯史監督が映画化した人間ドラマ。

十年後の切腹を命じられた男それは武士サムライ、現代の我々に理解できるだろうか。
今の日本人には計り知れない江戸時代の武士社会、誤解なく言えば現在世界的にも
常識の範疇からはみ出た感の北朝鮮の社会を思い浮かべればその輪郭が少しは見える
かもしれない。

武士社会とは何と窮屈で忍びがたきを耐える社会であったことか溜息が出るばかりで
ある。

ある丘陵地帯に日常何気なく通りすぎるアスファルトの坂道が有る、
市街地に向って右手には鉄の扉が重々しく閉まっている自動車教習所のような施設があり、
左手にはなだらかな坂道が奥に向って延びている、そこは自衛隊O駐屯地、静かな林に
囲まれた区域である。

時々ヘリコブタ-が飛来する以外は、自衛隊の存在を確認することは出来ない、
政治家達に翻弄されて、ひっそりとその存在を隠して来た日陰者と言われた集団である。

理解者でありたい、その労苦を陰ながら見守ってきた私であるが、振り返る過去に
何人かの自衛官、元兵士の方々の面影が大切に残っている。

シナの(中国)の戦線で、戦闘機に乗っていました、寡黙な老人は訪ねる回数が増える
毎に重い口を開いて昔の思い出を聞かせてくれた、その横で気さくで明るい妻が笑顔を
見せて座っていた。

自衛隊がまだ野党及び国民から言われなき中傷を浴びて、身をちじめて居たころに
航空自衛隊で戦闘機のパイロットをしていた人、退職後、民間会社で車両保険の事故
処理係りをされていたが慣れた頃にぽつりとその当時の心境を語っていただいた。

そして、あの頃に比べて良い時代になりましたねと言われたことが印象深く残っている。

熊本地震 この災害で傍若無人なマスコミや出たがり屋の政治家の陰に隠れて黙々と
救出活動に従事する自衛隊員の姿に頭が下がる、時に自衛隊を見下げて罵倒して来たのは
誰だったか、戦争に行って人を殺す殺人集団と叫んだのは何処の誰だったか、

自衛隊員に対する国民の理解は着実に進んでいる、人殺し法案と叫ぼうと、じゃあ
侵略の意図を見せる反日国家にどう対処するのか、その対処方法さえ示すことが出来ない
政治家、政党は早晩国民から見放されることになる。

世界の常識に思いが至らないジャ-ナリスト、善意の丸腰で居れば敵は攻めてこないと
今だに信じて人に説く、無知なる輩、私は綺麗ごとに隠れた国土破壊者だと思っている。

今日も夕方、その蜩ノ啼く坂道を通った、日頃何気なく通っていたその脇に黒っぽく
控えめな飲食店の明かりが灯っていた、その名も 「蜩」 近い内お邪魔したいと思う。

その店の手前の右手 北に入ると昨年末病死した親友が静かに永久の眠りについている。
私より五歳下、彼の弟と私は今、手を取り合ってある仕事に携わっている。

良き報告をしたいと考えているところである。

「十年後の切腹を命じられた男」
「・・年後、蜩ノ音を聴きながら線香を手向ける男」
自衛隊O駐屯地は、今年の夏から秋に掛けて、耳を弄するような蜩ノ音に見舞われる。

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