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雑談

恋はひとつだけじゃないよ  もう一杯いくかい

田舎町に降る白い粉雪 フェリ-乗り場から別府航路が錨をあげる、
デッキで、小さくなる町の灯を眺めるふたりにテ-プが雪に染まる、
船の進む海峡は、ゆっくり降り続く粉雪は、切ない歌謡曲が似合う。

窓を揺らした突風が止み、静かに雨脚が耳に届く、こんな夜は演歌が
胸に響いてくる。

昨夜の電話で河島英五の酒と泪と男と女が何故か切なく思い出された、
何時の世も男女の恋は切ない、むせび泣きが耳の奥から蘇える。

演歌と言うのが正しいかどうか判断はお任せするが、私にとっては
弧線を振るわせられる正当 演歌である。

いろんな歌手が、自分達の恋物語を思い出しながら切々と唄う、だから
胸を打つのだろう。

私は、歌手や俳優が亡くなると彼らを悼むと同時に思うことがある、
生きていれば、社会の人々に希望と夢を与えてくれたものを残念ですと。

人間は、生きる過程で、その折々の愛唱歌がある、筋目 筋目に蘇える
自分だけの歌が。

♪この酒と泪と男と女の 河島英五を偲ぶファンはとてつもなく多い、
今宵も酒を片手に自分達の過去と、今別れた恋人を、そして河島英五を
思い出して唄う人達がいるだろう? どんな想いが去来しているだろう。

雨は、歌に耳をそばだてるように静かになった、まるで聞き耳を立てる
かのように。

EXILE ATSUSHIの ♪酒と泪と男と女が切なく聴こえて来た。

雨は、そして雪は、人の心を歌の世界に誘う、過去から今、そして未来へ
私達を導いてくれる、

負けるなよ、挫けるな、立ち上がれ、恋はひとつだけじゃないよ・・・?
微笑む人がきっといるからね、お酌してあげるよ、もう一杯いくかい !?

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