雑談

ここに人間の幸 不幸の別れ道がある

私の仕事は商売と言うよりも人の縁の結屋 (むすびや) を兼ねている
と言うべきかも知れない。

ただ悲しいことに私の交友関係者が病に倒れ、そして帰らぬ人になる
ことが多くなって来た、見送る立場は辛くて淋しいものである。
特に同級生や武道関係で切磋琢磨した友を見送るほど切ないことはない。

去年の暮れから、今年に掛けて早数名が旅立った、
今、リハビリ-に頑張っている友が居る、入所当初は家に帰りたい気持ちに
なるので情を隠して見舞わなかったが、精神的に落ち着いてきたので時々
顔を出している。

介護士さんに答える言葉は幼稚だが、必死に訴える姿を横で見ると切ないが
彼の回復を願って静かに眺めている。

先日も、ある介護士さんとの食い違いを私に訴えてきた、あの剛毅な男が
子供に返って私に縋る、思わず胸が熱くなった「がんばれよ」 思わず呟いた。

家族のために、人のために、地域のために、志 同じくする人達のために、
身を粉にして働いた男である、空手道場で先輩に向って挑んだ仲間でもある。
本当なら私より後に残って私の旅立ちを見送ってもらいたい男である。

昨日、彼の同級生で、ひとつ後輩から電話がかかってきた、
電話の不在を詫びるものだった、我が母校の松山支部支部長の立場にある、
私のポン友の義弟でもある、温厚な人柄は地域の人望を集めている。

夏ごろには待ちに待った支部総会が開かれそうである、
「Sさん 出席する ? Sさんが出席するんだったら僕も出席するよ・・・」
病に倒れ必死にリハビリする友は以前逢った時そう言っていた、実現させて
やりたい !?

見送る友がいる反面、新たな出会いがやって来る、
私の性格がそうさせるのか、ずっと前、今現在に係わらず気の合う人はすぐ仲良く
なる、これは他人にはない私の特技、別れが有るかと思うと出会いを迎える、
私の人生は、人にない出会いの華で彩られる。

歓喜の出会いが有り、その心に触れる悩みを聞かされる「・・・が帰ってきました」
メ-ルが入っていた、聞かされていた悩み事が、思ったよりも軽かったのを知った。
彼のために良かったねと私は呟いた、最悪を想像して次の手を考えていたのである。

やさしい沖縄の人にご返事を差し上げた、人の縁は、生きる勇気さえ頂く、感謝です。
悩みを抱く人は多いが、その悩みを聞いてもらえる人間がどれ程いるだろうか ?

ここに人間の幸 不幸の別れ道がある、
悩みを聞いてもらって嬉かったなら、あなたも人のために悩みを聞いて助けてあげて下さい。

これを教えてくれた祖母の月命日がつい9日だった、
仏前で子供に帰る私がいる、「ばあば、ありがとう、頑張っています」 

私の大好きな線香の煙が静かに室内を巡った。

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