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雑談

モテ男の切なさ悲しさ 今は幸せかい ?

今風の女性を眺めているとふっと思い出した男がいた、

個人情報保護法の絡みと余りに可哀想な男だったので
仔細はぼかす事にする。

女性には純情なんだが、顔形といい性格といい、女から
見ると母性本能をソソられる羨ましい程の美男子だった、
そう言うわけで彼に言い寄る女は後を絶たなかった。

しかし、ここが理解し難いところ ?

付き合う彼女にちょっかいを出す恋敵が現れるのである、
彼に二股を掛ける卑怯な気持ちは無い、常に彼女1人だけ、
大人しい性格が災いして、図々しい奴に彼女を寝取られる。

さすが取られた時は落ち込んでいるが、そこはよくした
ものである、

彼女が別れた事を知った二番手が彼に猛アタックを掛ける、
すぐの間に新しい恋人同士の誕生となる。

悲恋の苦さを味わう間もなく、バラ色のハッピーが開ける、
我々のようなもてない男には味わえない恋の道行、ふた幕
三幕、その花道の両袖で黄色い声援が飛んでいる ?

ところが、まさに ところが 、男女の仲の判らんところ ?
また、女に飢えた狼に奪われるのである、舌舐めずりした
自称先輩が彼と彼女の前に図々しくも現れる。

奪う方も奪う外道だが、取られる方も余りに脇が甘い坊ん!
同情を通り越してまさに茶番、吉本新喜劇の舞台に乗せて
貰えと言いたくなる。

気楽な男だったが、あの彼が歳を取るとどんな大人になる
だろう?

機会有るたびに聞いて見る、親族の会社で働いている事が
判明した、哀れと言うべきか、気楽で良いなと羨むべきか
花の独身生活が延々と続いて居るそうな!

そこはよくしたもの、兄貴の方は、いい女をめとった !
私が大事にしていた友人の妹、それが又悲恋の果てに ?

昔の男女の仲は、何とも切ない出会いと別れ、ひと目を
忍んだプラットニックラブ全盛後期、それも変ですが ?

いつの時代も弱肉強食、弱い者が泣かされる、「お前は
どうだった ?」 そこは、ご勘弁を・・・

公園で一休み、
電話が追いかけて来る、全く女っ気無し、それが平和の
証し、雨あがりの公園はのどかな時間が経過している。

「おかみさん出番ですよ !」
堺正章大先生のくだけた声がドラのように響いて来た。

樹々の隙間から、束の間の午後の陽光が差し込んで来た。

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