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雑談

陽光きらめく シャンデリアの下で

午前中は役所での調査、ところが肝を冷やす場面に出くわした、
担当者曰く、これこれの理由でダメです、出来ません ?

想定内の事なので驚きはしないが、余りに自信に満ちた説明
なので、黙って彼の言い分に耳を傾けた、しかし正直なところ
もしかして ? が頭をもたげた !

担当者の説明を聞いてから私はおもむろに経験則を開陳した、
納得のいかぬ彼は、一応上級官庁に問い合わせてみると言う、
どうぞと言って待っていたら別の職員が寄って来た。

お互い顔を見合わせてニヤリ ? 
それは私の考え方が正しい事を物語っていた、言葉に出さない
会話、無言の教え、真面目に務めていると阿吽の呼吸で解り
あえるものがある、まさにこれだった。

「大丈夫でした、出来ます!」 
電話から帰ってきた彼は少し照れ臭そうな表情をして報告して
くれた、陰気さのない爽やかな職員である。

役所にはこのように素直に間違いを詫びる新人類が育っている
自由にモノが言えて血の通った交流の可能な民主主義に感謝 !

調査は全てクリアして終了した、気心のあったA先生をお茶に
誘った 「ちょうど用事が終わったばかりなのでこれから行きます」

話は早い、小一時間ほどのお茶会は楽しい、大事な打ち合わせを
早く覚ませて雑談に入る、

腹を抱えて身体に潜む風邪の親玉を笑い飛ばした ! 失せろ !
お互い要件は済ませた、じゃあ! これで・・・

広い駐車場である、寒さを吹き飛ばす陽光がさんさんと降り注いて
いた、買い物客の表情がこれまた眩しく輝いていた。

見上げると何処までも青空が広がっている、その上南西の方角は
陽光きらめくシャンデリア ! わあ! 何と言う豪華絢爛か !?

ひと時の幸せを味わっていた、リーン! と 携帯音が鳴り響く ?

「S先生! 時間大丈夫ですか ?」次の予約客から笑い声が届いた。

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