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雑談

Kちゃん 友よ 負けるなよ !?

筋トレ頑張っています。

3・3かぶ島会の女性会員からの年賀状に自筆で
そのように添えられていた。

都会の一隅で御主人と孫の世話をしながら奮闘する
彼女の様子が偲ばれて、年賀状を見ながら私は思わず
安堵の吐息を漏らした。

身も心も美しい同級生にして竹馬の友、仰ぎ見る姫君
だった、父親はその土地の名士、そばにも寄れない
身分の違い、それは、余りにも眩しい存在だった。

大学を出ると故郷の大病院に就職した彼女の、その白衣
姿はさらに光沢を増して眩しかった。

彼女は、九州大分への同級会に初めて参加した、
驚きだったのは我々と全く同じ庶民感覚の主婦になって
いたことである。

気さくに友の輪に入って雑談に興じる姿を見て私は感動
さえ覚えていた、

それは、結婚生活が充実して自己の城を構えた写し絵に
して、如何に御主人の人柄が良いかと言う証でもある、
御主人の弟は私と同学年で、よく理解し得た人である。

時代は、本人達の思惑と裏腹に・・・いつか !
彼女と私の関係は弟や甥を間に挟んで身内になっていた、
私がよく言う人の縁の不思議、めぐり合わせ!

一枚の年賀状は、様々な想いを巡らせて過去に遡る、
口も聞けなかったお嬢さまが、目の前で微笑んでいる ?
( 彼女のために、幸せなのだ、と思いたい !)

時間が経過したが、彼女に励ましの手紙をしたためた、
小さな胸に抱えた一粒の悩み( 本人にとっては大きな ) を
勇気付けるために私はピエロの役を請け合おうと思った。

前略・・・

我がふるさと、学び舎の沖合に、ふたつの小さな岩礁 島が
風雪に耐えて鎮座している、先般帰郷の折、眺める目に
土の無い岩肌だけの島に松の木が辛うじて姿を見せていた。

地元の同級生たちが祈りを込めて植樹した松である、
その健気な姿は、全国へ向かった友の苦闘を表していた。

3・3かぶ島会、永遠の道標である、

Kちゃん! 友よ ! 負けるなよ !?

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