雑談

男の心意気 お前さんは偉い !

心のヒダがその文面には溢れていた、
最愛の妻との別れに心がくじけそうになる、
思い留まるのは家長としての責任感と子等への想い。

一枚のハガキに、男の切なさが映し出されていた、
電話連絡した私に力強い言葉が帰って来た、
妻の死から早半年、涙はまだ残って出尽くせない。

昼、午後2時、雨上がりの太陽が眩しく地面を照らす、
物静かな主人は、精一杯の笑顔で迎えてくれた。

共に喜怒哀楽の人生を歩んだ妻は、いつも生活していた
居間で小さな箱の中に収まっていた、遺影の笑顔が
来訪者の胸を打つ。

「男はダメですね!」共に手を携えて前を向いて歩いた
伴侶の死は、生きる力を無くす衝撃を男に与えていた。

それでも必死に立ち上がろうとする想いは何処から来る
のか ?
相対する会話の中から滲んで見えた、只子等のために !

人生の設計はまだ途上! 終わりなき仕上げに自らを律して
いた、「相談に乗ってください ?」との相談である。

私はお悔やみの言葉の後、場違いの話しをして叱咤激励に
変えた!
男の落胆の顔に笑顔が戻った! 笑い声が襖を震わせた。

気が滅入る、茫然自失、昨日までの喪失感から抜け出そう、
孤独に身を任せると生きる力が奪われる ? 明日の希望さえ
失う !

物事を開き直って見る、ゼロからの出発 ! 太陽を見上げる!
私は、こんな時こそ、青い山脈や、ライトブルーの大空に
顔を向ける、フランス語ではアジュール(azur)と言うそうだが。

人間は、やはり側で鼓舞してくれる友の存在が必要である。

昨日、今日と感激した事がある、
同僚から一目おかれている私と同年代のある一方のリーダー
彼からまさかの電話が入った。

数年前彼とある事で協力関係の打ち合わせをしていた・・・
ところがチームを束ねる結束がほころびを見せたことで私は
激怒して無断で縁を切っていたのである。

彼は、その苦い思い出を胸に抑えて私の協力を求めて来たと
いう事である、揉めたら手の付けられないコワモテの雄 !

私は快く彼の申し出を受ける事にした、スッキリしなかった
モヤモヤが彼の勇断で溶けた、「あの人が !」 と驚く程の
男だけに久しぶりに男の血潮が燃えた。

「 お前さんは偉い、ワシよりも勇気がある、ごめん!」
男の心意気、頭を下げる勇気 ! 参ったなァ !?

彼の声を聞いて、思う事がある、
「 おい! 若い者 ? なんか云う事はないか ?」

資格者の立場を離れて次代のリーダー達にカツをいれておく。

「 押忍」

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