再会 懐かしき人 男達の挽歌
昨日に引き続いて今日も青空が広がる、車は一路南へ、
沖合に白波が立つ伊予灘は紺碧の海に光り輝いていた。
途中、神野氏と待ち合わせ、二人は一台に乗り合わせて、
少林寺拳法三崎道院へ向かう。
久しぶりの再会で車中の会話も縦横に弾む、流れる
景色がことのほか眩しい。
予定の時間に浦田先生の待つ私邸に到着、瑞々しい庭に
目が奪われる、四季の風情がそこに拓けていた。
御夫妻でのお出迎え、10年ぶりの再会で胸踊る想い !
浦田さん、うれしくも懐かしいお人である、
大学を卒業して帰郷、その初体面は何処で何時だったか ?
記憶がぼやけてしまったが、凛として射すような眼力が
印象的だった。
芦原会館初代館長とは又違った鋭い目をしていたことを
思い出す。
ところが、出迎えの浦田先生は穏やかな表情でにこやかに
出迎えて下さった、10年ぶりの再会である。
>「上杉さん! 今度の日曜日、(少林寺拳法) 南予連合会
の大会があるんだけど、帰りませんか?」
私の親友(弟に等しい)神野敏君からの電話であった。
別ブログ 上杉の交友録3「金剛禅総本山少林寺代表 浦田武尚」
冒頭の一節、ところが不思議なことに今回も神野君の連絡である。
奥さんが所用のため席を外された後、近くにある浦田先生の懇意な
居酒屋へご招待された、数品の多い海鮮料理が目の前に並べられ、
三崎の新鮮な刺身、あわび、その他食べきれない程の料理で舌鼓を
うった。
三人は様々な思い出話・現況、その他雑談で大いに盛り上がった。
あの気迫鋭い拳士が物静なしかし明るくて気さくな人柄に到達された。
人の話に耳を傾ける、相槌を打つ懐の深い様は敬服するところである。
交友関係に及ぶと皆さんにご披露したい有名人との胸躍るスト-リ-
等、いつか許可を得てご披露したいものである。
類は友を呼ぶ、我々凡人と桁違いの登場人物のスケ-ルの大きさは凄い。
私が今まで気に掛けていた事がある、別ブログで、相手のある内容の為、
ご迷惑をおかけした事がなかったであろうかと云う心配である、その旨
お伝えしてご理解頂いたことで安堵の胸を撫で下ろした次第である。
しかし、その登場人物たちはそこらの人ではない、その道の高みに到達
された勇者である、偶然会う機会が逢っても相手を遇して尊敬の念を示
されるに違いない、男達の勲章である。
もしも、何か不祥事があれば私の責任で対処するつもりです。
しかし、私の交友録に登場する人たちは、若い頃は別として歳を重ねる
ごとに日本人として義理を尊ぶ人格者に昇華されている。
たくさんの思い出話を頂いた、二十歳前半からの交友は今後も続いていく、
尚、浦田先生、神野氏の少林寺拳法の段位等をご紹介させていただく。
浦田武尚
大法師
大範士
9段位
神野 敏
大拳士
5段
両先生の今後の更なるご健闘を祈念して、
続編は次項に譲りたい。