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雑談

ひとりぽっち  黒犬ワン  何を思う

ひとりぽっち 黒犬ワン 何を思う

いつ頃から居るのか分からないが河原でポッんと座る犬が居る、
黒い犬、私は黒犬ワンと名付けた。

普通野良犬は集団で群れているが、時たま飼い主が何かの都合で
河原へ捨てる事がある、

そのような場合は捨て犬は哀れである、野良犬に集団で追っかけ
られて悲鳴を上げながら必死に逃げる、殆どは追い付かれて
手荒な洗礼を受ける、その傷が元で死ぬ犬も居る。

もしくは、集団の一員として従僕の生活を送る羽目になる、
野良犬の世界の掟は凄まじい、まさに命がけである。

河原でジッと座り時折り不安そうに道ゆく人を眺めている。

ある時、手持ちのパンをやろうと河原に降りたが犬は怯えた
ように上流へと逃げた、分かるところにパンを置いてその場を
離れた。

何度か繰り返されて、ある時、いつもの場所で座っている犬の
姿があった、200m下流に4匹の雑種犬がいたそれに気がついた
黒犬はどう思ったのか、近づいて行く、仲間なのかと、淋しさ
故か ?

それに4匹が気がついた、当然暖かく迎えるのかと思っていたが
様子が違った、4匹は敵愾心を募らせて1匹に吠えながら猛然と
向かって来た、

事態を把握した黒犬は、私の方へ向かって必死に駆け上がって来た、
助けを求めたのだろうか ?

ところが私の2m横をすり抜けて反対側の農道を駆け下りて行った!
その必死な形相、避けていた私にさえ怖いので助けを求めたのか ?
しかし側まで来たが、そのまま通り過ぎて逃げた。

それ以来、その犬の姿が見えなくなった、時折り追いかけた同種の
犬2匹が、黒犬のいた河原の辺りに座っている。

どこに行ったのか、かように犬の世界も縄張りは厳しい、防ぐ寄り
どころのない犬、強い仲間が居ないと生きる事さえ難しい。

犬たちの行動、その習性を見る事で、人間との対比が見えて来る!

私が今感じる事は、人間社会は、けして動物たちに自慢できるもの
ではない、逆に犬畜生以下に成り下がったのではないか ?

そこに有る危機!
地球上の生き物たちのリタイア ! 全面リフォーム ! 再生 ?
その大変換期に直面しているのではないか ?

昨日、その場所から300m上流、橋の袂にうずくまる黒い犬がいた、 
狭いテリトリーを離れては生きていけない、か弱気もの、黒犬ワン!

私は、数年前の猫のニャンを思い出していた、ニャンとの想い出、
その場所は愛媛県警警察機動隊官舎の完成が間近に迫っている場所
である。

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