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雑談

マムシ と  イノシシの母子

えらい奴に出会ったものだ ?
涼しくなった夕方、畑の石垣の草刈りをしていた。

フェンスの外に30cm幅の通路が在って2~3m高さの
石垣、下の段はTさん所有の栗畑になっている。

フェンスの溝に独特の色合いの三角頭の蛇が寝そべって
いた、

私の地方で「ハメ」と言う、マムシ、沖縄のハブの一種、
子供から大人になりかかった大きさである、

普通の青大将なら逃げるのだがこの蛇はしぶとかった ?
強制撤去で下の畑に落とす、後から叱られる事になるが
「何故? 殺さなかった!」 それもそうだ ! 後憂だもの。

私の畑は、ダムに注ぐ谷間の水路沿いの中腹に在る、
脇には竹林が生い茂って蛇の生息には適した場所に在る。

4mに満たない狭い山路は小動物の宝庫、

今までに、ウサギ、狸、イタチ、キジ、イノシシ、猿、
ハクビシン !

ついこの間も、ふくよかに太った母イノシシが生まれて
間もない子供を二頭連れて藪に消えた。

50坪に満たない畑にトマト、キューリー、タマネギ、
ジャガイモ、カボチャ、スイカ等季節の野菜を種々雑多に
植えていたが、

とうとうイノシシと猿に見つけられて、人間様が口に
入れる前に横取りされることになった、

家人の嘆くこと、それでも私的には「良いんじゃないの!」

博愛主義者の友の言葉が蘇る、
「Sさん、お袋からムカデとハメだけは見つけたら殺せと
言われていたよ、ほっておいたら他人に被害が及ぶもの !」

それもそうだな ? しかし、一番危険なものは何だろう ?
人間だよね ! 他の動物は目の前の危険にだけ、反応するが
人間だけはエゴと享楽で殺し合う !

中東の悲劇 ! 北東アジアに迫る皆殺しの恐怖 !
人間のおぞましさは終わりを知らない ?

だが! その傲岸不遜、身勝手に鉄槌が落とされそうである!
核へのボタンに手が掛かる寸前、宇宙から悪魔の使いか、
救国の使いが舞い降りる。

そんな予感がして、私は雨の止んだ雲間の青空を見上げた、

この美しい地球を壊してはならない、何処かで小鳥の囁きが?
雨上がりの河川敷は、水かさを増して下流に向かっていた。

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