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行政書士

憂国の勇者

降り続いた冷たい雨が今朝方ようやくやんで、
雨雲の去った空いっぱいに青空が顔を出した。

便りの遠のいた友から久し振りの返事が届いた、
年波に勝てず、腰痛の身を庭の草花で癒していた。

身体もそうだが、それ以上に気持ちの回復が嬉しい、
「元気で居てください」

月並みな言葉しか伝えられないが、
今の私には、なくてはならない戦友である。

その我々を暖かく見つめる乙女がいる、
ふたりの交友を我が事の様に喜ぶ天使さん、
私は、彼女を四万十の花と呼ぶ。

年寄り二人の掛け合い漫才を黙って眺めている、
それだけで、苦労の心が癒される。
土佐は高知、安芸に咲く一輪の花である。

彼女を陰に陽に支える、サムライが居て
我らふたりにとっての道しるべ。

人生は、支え合って、助け合う、

青空の下、雨に濡れた山々の稜線が薄淡く
輝いて居た。

捨てる神があれば、拾う神がある、
青空の向こう、憂国の勇者が笑って顔を出した。

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