検証 芦原は 本当に強かったのか
空手家列伝、数々あれど、芦原会館初代芦原館長ほど興味を
持たれる人も珍しい、それだけインパクトが強かったので
ありましょう、懐かしさを交えて語ってみたいと思います。
( 以下敬称略 )
他の空手家と比較される人物芦原とは、それは空手バカ一代の影響力の凄さと彼の歩んだ武勇の数々に起因する。
芦原英幸
昔から地道に続いて来た沖縄空手を現代の興隆の基礎を作った松濤館、剛柔流、糸東流、和道流の開祖の先生方、この地を這う努力と研鑽が今日の隆盛を招いている。
その確たる歴史の中に一石を投じた大山道場、後の極真会館大山先生はじめ門弟たち、その中に芦原英幸は存在していた。
原作 梶原一騎の縦横無尽の筆さばきがそのブームに拍車を掛けた、梶原こそ、空手バカ一代最高の殊勲者である。
ある意味、虚構を交えた原作の物語展開で心ならずも英雄になった芦原本人は面映かったのではないかと、彼の胸の内を想像する。
ところで、芦原英幸は強かったのか !
私は断言する、 強かった ! !
彼に現代のスポーツ、試合形式の空手を重ね合わせると見方を誤る。
彼に当てはまるのは古き時代の武道としての空手のみである、やられたらやり返す、手段選ばず相手を倒す、そこには、勝ち負けだけでない命を掛けた武人としての心構えがあったのである。
峻烈 !
近日、芦原初期の頃から切磋琢磨して彼に使えた豪胆にして静の人、A先生と食事会を予定している事もあるので、
誤解を招かない為に、今まで知り得た情報を先に開陳して、A先生発の情報でない事を周知しておきたい。
芦原は強かったのか !
予想を交えた私の結論を語ってこの項を終わる、
強かった ! その覚悟が他人と比較して強かった !
ただ知り得るのは、芦原道場初期の頃から使えた門弟たちである。
彼らは、芦原絶頂期及びその前後の力量を、肌で感じて育って来たと思う、彼らの内、数名は、芦原絶頂の端境はあるとしても、師の強さ力量を乗り越えた者がいた筈である。
その弟子達が他の空手家、及び他の武道家との一戦を経験していれば師、芦原の本当の強さを実感できた筈である。
男とは哀しきものよ、男伊達 !
芦原の霊に、 黙祷 !?
芦原会館芦原英幸初代館長に 感謝。
押忍