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人生

面目躍如 災い転じて

何だ?  何なんだ !
コピー機の紙詰まりを直していてある箇所に手元の棒が
触れた時だった、

それは、今までに経験したことのない衝撃だった、
脳が一瞬、強烈に引きつるようにぶれたのである、

とっさに脳梗塞の前兆かと疑ったが、自分の作業を思い
ああこれは高圧部分を触っての感電なのだと気がついた。

一瞬目眩を伴う引きつり引き込まれるような衝撃だった。
もう終わりか  !
人間は予想外の事態に遭遇すると理性がどこかに飛ぶ  ?

平常心の欠落である、不思議なことにその時浮かんだのが
世界の北野、映画界の新巨匠 北野武監督のことである。

単車事故から生還してからの北野監督の目覚ましい復活と
活躍ぶり、まさしく神懸り八起きである。

悪い予感より自分が神懸りになるのではないかとの期待感
に思いがいったのはどうしたことなのか  ?
もしかすればそのまま意識不明に陥ったものを。

運命論者の為せる技、楽天主義の面目躍如  !!

その時、脳が揺さぶられるように電流が流れた、

「何だ!」

神の思し召し、お天道様からの苦言  !

その意味を、雨降る土曜日に思い致している。

雨降る街角 !
青春時代の一コマが浮かんで来た、あの時もそうだった  !

 

股間に激痛が走った・・・       !?

 

 

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