遠い日のひとコマ、武道家の兄と比べて控えめな弟は、
「私は◯◯人です!」と語り始めた、誇りあふれた言葉だった。
当時の時代背景の中では言葉に出しにくい民族名だったと思う、兄は、格闘技の世界では勇名を馳せた男である。
私たちは急速に近づいた、その後も相変わらずおとなしい弟は、
ある日、遠慮気味にある申し出をおこなって来た。
「お互い政治の話はやめよう ! 友情が壊れたら困るから !」
彼の肩を落とす姿は忍び難かったが、戸惑いながらもあっさり
理解してくれた。
私は他民族を否定して差別する人間ではないが、旭日旗問題、
慰安婦問題には一家言を持つ人間である。
ある尊敬してお訪ねするブログに、こんな投稿が紹介されている。
「洪思翊中将と民族の誇り」
私が青春を共にした若者たちは、民族の垣根を超えて本音を語り
あった、その彼らとは私が故郷を後にしたことで交流が途絶えて
今に至っている。
政治や企業で人の上に立つ人達とは異なる、社会に溶け込んで苦労
した庶民である、
しかし自分達の差別感は懐に納めて友情を大切にした友人達だった。
共に喜怒哀楽に向き合ったあの日の友と、日本を憎み、日本を嫌う
人達に申し述べたい、
この様な素晴らしい人があなた方の先輩にいた事を誇りに思って
ください !
間違った歴史観、民族を煽り立てる情報に惑わされず、
和解の道を模索する、それこそ未来につながる誇り高き民族への
道ではないでしょうか !
あの! 素晴らしい笑顔の友の明日が、民族和解の道標になるなら、
私の人生にとってもこの上もない喜びになる。
「洪思翊中将と民族の誇り」
ブログで紹介頂いたY先生に厚く御礼申し上げます。
日本のために共に戦った英霊に黙祷 ! 感謝 !?