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人生

一件落着

雨雲が覆いかぶさっているのにその上の青空が雲間に見える、
不思議な秋日和である、
昨夜、久しぶりに腹部が痛んだ、持病の胆嚢の鈍痛である。

家内の助言で行きつけのY病院へ診察の予約を入れる、エコー
とCT検査を受けることになる、院長先生との会話が楽しい。

この病院は院長先生夫婦ともに懇意に願っている、この気難しい
私が全幅の信頼を置く二人である、奥さんは少林寺拳法の浦田
先生のお膝元のお嬢さん。

人間同士の信頼関係、私は常々院長先生に伝える言葉がある !
「私の命は院長先生に預けます!」 先生は黙って聞いている、
こんなところにも「男の友情、男の信頼」があるのです。

「Sさん!」ところが院長は「Sさ~ん!」と長~く呼んでくれる、
このイントネーションの響きが良くて・・・尚、逢いに行く、

又、その上、私が尊敬する先輩の息子の歯科院長とは先輩後輩の
関係、こんな力強い先生達が周りにいると1000人力、頼もしい。

「Sさん、検査の結果が出ました、胆嚢の皮が人より厚いです!」
「少し・・・が有りますが ? 様子を見ましょうか ❗️」

側にいる2人の看護婦さんが含み笑いをしている、2人の掛け合い
が面白い ! 緊張する診察室、そこで漫才をする患者がいても
おかしくはない、人を和ませること即ち行政書士冥利に尽きる !

あと大事なことを付け足しておく、こう見えても恥ずかしがり屋、
「あとは、肺 胃 膵臓・・・」と院長先生各臓器名を並べ立てる !
「異常ありません !」

江戸町奉行(南町奉行)
「これにて一件落着 !」
名奉行大岡越前守忠相の声がひときわ大きく響き渡った。

そういうところで、いつもの内緒屋にて昼休みと致します、
雨雲がSの運にあやかろうと目の上に迫ってきた。

「いいって事よ! まとめて面倒見るぜ !」

物事は楽観的に見ると好転する ! 人の心が運を呼び込み
善悪を判断する。

どうせ生きるなら「明るく行こうぜ、明るく~ だぜ !」

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