祭日の夕方、
とあるマンションの下に車を止めて携帯電話をかけた、
・・・呼び出しているのだが相手は出ない、
子供がいないので家に居ると思い、更にこの時間だから
買い物から帰っているだろうと思って出向いたのだが
無駄足だった。
往復一時間半の所要時間である、(やれやれ!)
仏壇へのお供え物をお届けした次第。
(まあ! いいか) こんな事もあるだろう、
このように祭日は、たとえ友人知人であっても受話器に
出ない人が多くなった、私は逆であるが。
ただ一人、例外があった、
事務機メーカーの営業旧知のU君、数分後かかってきた、
軽やかな口調だった、
要件を伝え連休明けに来てもらう事にした。
あんたは偉い !?
この積み重ねが商売の売り上げに帰って来る。
人の心は移ろいやすい、たとえ火の中水の中、
この言葉と行為も昔の話し、
今では死語になってしまった。
お寺さんへ、2日連続夜の7時頃出向いたが、
小学生のいる住職さん一家は外出中で会えない、
家族団欒の真っ最中、それを考えない私が悪い。
連休をどうしたものか ?
遊んでもらえない身がわびしい、なんちゃって?
大型店でも行くか ?
ところが、用事がわんさか待っていた、
それじゃ、身が持たないよ ?
誰か手伝って ?
手をあげた者がいる、誰だと思う ?
貧乏神、別名 疫病神・・・ ?
「誰も相手にしてくれないのよ、一緒に遊んで」
アベノミクス効果でみんな懐が豊かになったってさ、
「そうかい! じゃあ一緒についておいで・・・」
お人好しにも程がある山の神に怒られる事怒られる事、
・・・ その夜、後輩から電話がかかって来た、
「Sさんどうしたの、後ろから声かけたのに独り言
ブツブツ言ってさ ?」
「・・・と言うわけさ!」説明してやった、
それを聞いてた家人が 「誰と話しているの ?」
怪訝そうに聞く、
「Mと話していたのさ・・・」 と答えると、
「S・Mさんだったら5年前に亡くなった筈よ ?」
途端に天井の裸電球が、すうっと暗くなった !
・・・・・
「もう、お盆が来たのか ! 」 思わず叫んだ !?